カクヨムコンテスト9を通してカクヨムを分析する

雨宮 徹

カクヨムコンテスト9を通してカクヨムを分析する

 今回はタイトルのとおり、カクヨムコンテスト9を通して感じたことについてです。本記事はコンテストの攻略には触れていません。


 そのような内容は他の方が多数書かれているので、他を当たりましょう。


 そもそも、個人的には攻略法なんてないと思っていますが……。


 仮に攻略法があるとして、それをカクヨムに投稿したら、ライバル増やすだけですよ?


 世の中、誰もがお金が足りない、あるいは楽に稼ぎたいという需要も相まってか、大きな書店でも「もうかる株投資」みたいな本が目立つところに置いてあります。


 本当に儲かるか怪しいです。あくまでもその人がその方法で成功しただけであって、誰もが儲けられるほど世の中甘くないです。



 これはカクヨムにも言えることで、コンテストでまず読者選考を通りたい人は攻略記事を読むのではなく、その時間を作品のブラッシュアップに使いましょう。



 私はカクヨム歴が一ヶ月ちょっとですが、過去のコンテスト関連記事等を読みました。そして、カクヨムコン9について、公式の記事も読みました。


 一つ思ったのが、読者選考を通過したからといって、受賞あるいはそれに近いポジションにならない限り書籍化につながりないと思います。もちろん、読者選考を通らない限り書籍化の道は開けないわけですが。


 、この思いで書かれた作品は書籍化されないと思います。


 本当に書籍化を目指す人は推敲を怠りません。これらの人にとって、読者選考はあくまで通過点なのです。そもそも考え方が違います。

 ひとまず、どのジャンルにも共通することを書きました。




 次は読者選考というシステムについてです。カクヨム独特ですね。個人的にはこのシステム、良くも悪くもカクヨムらしさが出ていると思います。


 このシステム、厄介なのが「作品の星とフォロワーの数で決まる」と噂されているところです。


 もし本当にこの通りなら、コンテスト開始前から勝負は始まっていることになります。つまり、もともと作者のフォロワーが多い人が有利ということです。


 これではカクヨムコンテスト初心者だけど、実力があるという人は埋もれていきます。実力ある人がシステムの関係で落選するのはもったいないと思います。


 カクヨムにはもう少し違うアプローチをして欲しいと思います。せっかくの有望な人材が他に流れてしまい、結果カクヨム運営が損すると考えます。


 だって、本当に実力がある人は公募で受賞できますから、カクヨムにこだわる必要がないからです。




 最後にジャンルについて。結論から言うと、カクヨムで求められているのは異世界ファンタジーとラブコメです。


 これは去年のコンテストの結果を見れば明らかです。特別賞の受賞は異世界ファンタジーとラブコメが突出しています。


 もともと異世界ファンタジーとラブコメが総合トップを占めていることからも分かります。カクヨムの読者層は通勤・通学の時間に読む人ですから、分かりやすい文章が良いのです。


 私は記念受験の感覚でミステリーを応募しています。ただし、。この部門はミステリー、SF、歴史などです。ここまでくれば分かりますよね。


 あくまで私の考えですが、カクヨムコンテストは書き手の集客の一面もあると思います。特にミステリー、SF等は。書籍化の可能性があるから書きに来てね、と。


 カクヨムだって慈善事業ではないのですから、当然多くの人が利用することで、広告代を稼ぎたいのです。


 リワードもその側面が強いと思います。確かに還元はされますが、ジャンルのトップじゃない限り、500円のAmazonギフト券が限界でしょう。あくまで感覚ですが。


 こちらもカクヨムがリワードと引き換えに書き手を増やして、広告代を稼ごうとしているからだと思います。特に現在行われている還元率20%アップ企画を見れば分かりやすいですね。




 結論をまとめます。カクヨムはアマチュア小説家で自分の作品を見て欲しい人が集まる場所です。書籍化を求める人は公募に応募しましょう。特にミステリー、SFの方は。


 公募で落選したのなら、実力がなかったとあきらめましょう。それか、落選をきっかけにレベルアップを目指すか。


 あとはリワードはもらえたらラッキー程度に考えましょう。無理にPV伸ばそうとして体を壊してはもともこもありません。これについては自戒なのですが……。




 私はカクヨムコンテストを一週間だけ経験しました。これを機にカクヨムとの付き合い方を変えることにしました。カクヨムはあくまで自分の執筆力をあげる踏み台、本命は公募だと。



 かなり長文になりました。自分が思ったこと・考えたことを二時間でまとめたので、矛盾箇所もあるかと思います。そこは許してください。


 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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カクヨムコンテスト9を通してカクヨムを分析する 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993

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