第23話パニック障害

ある日いつもとなんら変わりのない仕事帰り

突然それはやってきました。

あと少しで自宅に着く車の運転中でした。

なんとも言い現せない、突然の動悸、頭が真っ白になる感覚、冷や汗

思わず車を路肩に停めました。

自分でもわけのわからない感覚に戸惑い、すごく苦しいけれどなんなんだこれは?

自宅まであと少し、あと少しだけ運転すれば辿り着くのにその一歩が出せない。

そうこうしているうちに子供の保育園へのお迎えが気になり、今なら動けそうだと思った時には普通の自分に戻っていました。

それから、なんともなくお迎えに行き帰宅し、普段通り夕飯や子供とお風呂を済ませ子供を寝かしつけ、残った家事を終わらせ私も寝ようと目を閉じました。

昔から寝つきが悪かったので毎日布団に入って寝付くまで時間がかかります。

うとうと眠りに入った頃、突然またそれがやってきました。

ざわざわして胸が締め付けられるような頭がおかしくなるような、、

このまま気が狂って死んでしまうんではないか

なんともいえない感覚が再びやってきて恐怖で起き上がったり横になったりとにかくじっとしていられず

それがどのくらいの時間がたったのかわかりません。

救急車を呼ぼうか?

でも呼んでもなんと説明する?外傷もないし意識もある。そんなことを迷いながら、とにかく私になにかあったら子供が大変だ、そう思い近くに住んでいる両親に電話をかけ夜中でしたが駆けつけてもらいました。

しかし、今の自分のおかれている感覚を説明するのが難しく頭がおかしくなるような感じがするとしか言えませんでした。

一睡もできないまま朝になり、とりあえず仕事を休み内科へ行きました。そこでの説明もうまくできませんでしたが自律神経の乱れと診断され漢方薬と不安を解消する薬がでました。

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