二人の勇者~Multiverse of the =Another time

@ocelot12

これからの世界

レヴェルカ「ここから先は私がこの空間を管理します」 ジャック「これで俺達のフェレスの無理難題をやらなくていいわけか」 レヴェルカ「いえ、それでは冒険が終わってしまいます、そこで私からの調査依頼という形で続行という事しようと思います」 ジャック「ふーん、もちろん報酬あるんだよな?」 レヴェルカ「当然ありますし、依頼内容もちゃんと言います。 どこかの女神とは違うので安心してください」 レヴェルカ「では早速依頼してもいいでしょうか?」 ジャック「いいぜ」 レヴェルカ「実はジャックさんには言ってない事あるんですよ」 ジャック「言ってないことはいつもの事だろ?」 レヴェルカ「まぁ、それはそうなんですけどね・・・実はこの日に別の次元で問題が起きてたんですよそっちの私が実に苦労していらっしゃって・・・」 ジャック「別の次元!?、まぁ俺も過去に戻ったわけだが」 レヴェルカ「私はその次元をβと呼んでます、そしてあちらの私βレヴェルカはこちらの次元をαと呼称していました」 ジャック「で?その問題って?」 レヴェルカ「なんと言えばいいのでしょうか・・・そのβのジャックさん?が暴れてるんですよね」 ジャック「あっちの俺が暴れてるだから止めてこいと?」 レヴェルカ「いえ、事態はそうとう深刻で止めるでは無く、消して欲しいんですよ」 ジャック「βの俺を殺せって!?」 レヴェルカ「そうなりますね」 ジャック「うーん、どうしたものか」 βレヴェルカ「頼む手を貸してくれジャック、お前が暴れてるならお前がつけを払え」 ジャック「うぉ、いきなりなんだ」 αレヴェルカ「βさんいらっしゃって居たんですね」 β「α、事体は無茶苦茶βジャックが各世界で大暴れだ」 ジャック「そんなにひどいのかあっちの俺?」β「あぁ、あれはお前とは別物だ、名前が一緒で顔が似ているだけの全くの別物邪悪すぎる」 ジャック「レヴェルカ、あ、いや二人いるな αに聞きたいんだが前回の改変前はなんで言わなかったんだ?」α「それは連絡しか取れなかったからです」 ジャック「じゃ、なんで今回はβがここいるんだよ?」 α「お二方のせいですかね、お二方が過去に戻ったって話聞いてから色々してたんですよ。そして過去は空間だと気づいた 過去を移動出来るのならばそれを空間に見立てれば次元間の間を移動出来るのではないのかとβさんと話し合って今がありますね」 ジャック「あんたらの技術を進めた結果になったのか、恐ろしい事にならないといいけどな・・・」 β「そろそろ本題に戻っていいか?」 ジャック「あぁ、すまないβ話してくれ」 β「とりあえず、やつがβのこの空間に来た時の動画見てくれ」ジャック「βにもこの空間あるんだな」 α「いきなり半数以上の人を吹き飛ばしましたね」 β「あぁ、これには面食らったよ皆困惑や驚いてる中でこいつはついた瞬間から躊躇なく攻撃始めた」 ジャック「つまり、日常的に破壊を楽しんでると言う事か俺じゃないだろそいつ」 β「だから言ってるだろ名前が一緒で顔が似てるだけだって別人だ」 ジャック「うん?ここで止めてくれないか」β「ああ」 ジャック「ナエコ? ナエコだよなα?」 α「ナエコさん・・・ナエコさんですね。 βさん詳細分かりますか?」 β「いちようあそこに来た連中のプロフィールはあるが待ってろ・・・確かにナエコってやつだな βのお前にやられて右目が完全に潰れてる。 なんてやつだ・・・無差別に攻撃でこんな真似を・・・」 ジャック「生きてるのか!?」 β「生きてはいるがそれ以上はなんとも」ジャック「クソ、ナエコに手を出したな消す理由は十分だ。αその依頼受けるぞ!」 β「αのお前はナエコが大事なのか」 ジャック「あぁ、俺にとってもαに取ってもだ」 α「βさんはナエコさんの治療をお願いします。我々の技術なら目を治す事は出来るはず」 β「分かったナエコの事は任せろ、俺はそろそろ行かせてもらう。 次元間が不安定だこれ以上いたら双方の世界にどれだけ影響与えれるか分からない。 頼んだぞα」 ジャック「βは行っちまったな、それより次元間が不安定だ言ってたな どうするんだ速攻で倒せなかったら?」 レヴェルカ「心配はありません、ボイドという場所で戦ってもらいます。 次元の間の無と何かと言えばいいですかねぇ?」 ジャック「それって俺も消えないか?」 レヴェルカ「それは大丈夫なんですけど、心配事がないと言えば嘘ですね。」 ナエコ「許せないわβジャック」 ジャック「いたのかナエコ」 ナエコ「私も同行するわ」 レヴェルカ「ではメンバーはジャックさん、ジョンさん、ナエコさんでお願いします」

ミリア「僕は行かなくていいのレヴェルカ?」 レヴェルカ「メンバーは少ない方がいいですからね、三人でも多いくらいだ」 ジャック「やはり安定はしないんだな」 レヴェルカ「まぁ、そうなりますね。 最悪3人が消えてしまう可能性もなくはないんですよ」 ジャック「それが心配事か」 レヴェルカ「えぇ、そういう事ですミリアさんも行かせたらミリアさんまで消えてしまう可能性がありますから留守番ですね」 ミリア「なんだ、僕の出番なしか」 レヴェルカ「いえいえ、お三方を受け入れるのに協力してください帰るまでが戦いですよ」 ミリア「分かった、協力するよ」

ナエコ「ジャック、私の手でβジャックを倒す あなたは私の援護して」 ジャック「分かった。 ジョンはまぁいつも通り戦線を持たせるために先に戦わせよう」 レヴェルカ「すっかりジョンさんは壁役になってますね」 ジャック「まぁ、あいつのタフネスは無限だからな。 多分全てが消えても戦い続けるだろう・・・」 ナエコ「それよりこの事ジョンに言わないと」 ジャック「流石に俺達を祝ってるパレードで二人とも抜けたら大変な事になるから置いてきたがそろそろ戻らないと可哀そうだ」 ナエコ「二つの世界で同時にパレードが行われてるからその分二人で移動してたわけだし、それを一人でやらせるってなかなかひどい事してるわね・・・」 ジャック「本当はここの様子見たらすぐに戻るはずだったがレヴェルカに止められちまったな」 レヴェルカ「どちらかと言うと止めたのはβさんですね」 ジャック「どっちもあんただから間違ってないだろ」 レヴェルカ「ええ、そうですね」 ジャック「ところでミリアはなんでここいるんだそれにナエコも?」 ナエコ「私たちは、あなたを呼び戻しに来たのよ」 ミリア「ジョンはああ見えて言葉にはしないけどかなり疲れ気味だったよ」 ジャック「無限にタフネスはあっても疲れはあると言うことか」 ナエコ「えぇ、彼は心が強すぎるのよ きっとジャックがダメになるよう出来事が起きてもジョンは戦いをやめない」 ジャック「あぁ、だから助けがいるんだ 行こうジョン元へ」 レヴェルカ「皆さん行ってしまったのですね。 しかし、気がかりな事が多いですね なぜフェレスさんは今回の一件を気づけなかったのでしょう?」 β「簡単な話だ、この日までジャックとジョンいや多分俺たちの事も感知出来てない」

α「βさんですか、ちょっと通信状況が悪いので少し直しますね」 β「お前にしては時間かかるな」 α「よし、これで大丈夫です。 さっきの話に戻りますがつまりフェレスさんは過去に干渉出来ないと?」 β「違うな、あの二人に干渉したやつらの過去が変わったんだ」 α「なるほど、この日以前にはどうやってもお二方と干渉出来ない だから知るよしもないと」 β「そうだ、それが答えだ」

α「もう一つ質問いいですか? 私とあなたの性格はなぜこんなに違うのでしょう」 β「個体差だ、それを言うならなぜαジャックとβジャックは一緒じゃないのかって聞いてるのと一緒だ」

α「それよりもフェレスさんはどこへ行ったのでしょうかね βさんの次元とかでしょうか? それともγ次元でしょうか」 β「やつに次元を渡れる能力はない それに手負いだ遠くには行けないだろう」

α「なら、α次元の世界のどこかにいると言うことになりますね」 β「探すのか?」 α「いえ、しばらく何かしてくることはないでしょうね 力をためて復讐される可能性はありますしいちよう考えてみたのですよ。 ところでβさんの女神さんは大丈夫でしょうか?」 β「いや、心身共に傷ついていた。 フェレスと違ってあの女神はすごくいい方だ、それをβジャック全部滅茶苦茶にしやがった」

α「嫌われ者、βジャック 嫌われ者、αフェレスどちらの世界にもそういう方はいるんですね」 β「α、それよりお前は準備しなくていいのか? こっちは既に始めてるぞ」

α「βジャックをボイドに送るのは確かに苦労しそうですね 始めましょうか」 


数日後


エカラ「いよいよ、決戦の日だねお兄ちゃん」 ジャック「ところで、こう聞くのもなんだが なんでミリアと手繋いでるの?」 エカラ「ミリアちゃんはずっと一人だったからこうすると落ち着くんだってそうだよね?ミリアちゃん」 ミリア「うん、温もり感じられていい」 ジャック「じゃ、俺とも手をつなぐか」 ミリア「そうしよう、手を出してジャック」 エカラ「でね、ミリアちゃんはね私が寝ている時にね」 ミリア「言わなくていいよ・・・」 ジャック「聞いてないぞエカラ・・・」 ミリア「それよりジャック、他の人たちは?」 ジャック「念入りに準備をしてるらしい」

ミリア「あなたは念入りに準備しなくていいの?」 ジャック「俺は今回ナエコのサポート役だ、持ち物は軽めにしなくてはいけないだから一番先に準備が終わったんだ」 エカラ「お兄ちゃんは戦わないないの?」 ジャック「分からない、ナエコが体勢崩した時に体勢が治るまでの時間稼ぎ程度には戦うだろうが基本はジョンがそれをやるはずだ」 ミリア「それより、ナエコは戦えるの?」

ジャック「それは問題ない、俺達が過去に戻って以来の数年間でみんな鍛えれてる以前の世界とは比べ物にならないだろう」 エカラ「私もみっちり魔法鍛えたしミリアちゃんも願いの力をコントロール出来るようになってきたしみんな強くなってるだろうね」 ミリア「うん、だいぶね」 ジャック「願いの力でパッと終わればいいんだけどな」 ミリア「それが出来るならジャックが苦労する事はないだろうね」 エカラ「お兄ちゃんの願いはなんでも叶えてはくれるって言ってたけど割かしあまり叶えてない様子だね」 ミリア「僕もジャックも願いの力には消極的なんだよ というよりエカラはあれ探してとかこれ食べたいとかくだらない事にこの力を使いすぎだ」 エカラ「だって叶えてくれるから」 ミリア「僕が断れないって分かって使うんだもん」 ジャック「大変だなミリアも・・・」

ジョン「騒がしい連中だ」 ナエコ「三人とも仲いいわね 手も繋いでるし」 レヴェルカ「焼いてるんですか、ナエコさん?」 ナエコ「そりゃ焼くでしょ」 ジャック「準備は大丈夫かナエコ、ジョン」 ナエコ「ばっちりよ、今の私はジョン並みの戦闘能力があるわ」 レヴェルカ「ただし、あまり長くは持ちません」 ジョン「まさか俺の力を吸い出すとはな」 ジャック「平気か?ジョンそれでジョンが弱体化したら・・・」 ナエコ「私じゃ不安?」 ジャック「そういう意味じゃない俺はジョンを抱えるのは嫌だ ジョンも嫌なはず」 ジョン「問題はない平気だ」

ジャック「ナエコはここ数年で相当な戦闘経験を得ている、能力禁止の模擬戦では俺は普通に負けるしジョンにすら勝つこともある 相当期待出来るな」 ナエコ「えぇ、任せて」

ミリア「へぇそんなことが」 エカラ「ミリアちゃんはナエコさんと絡みなかったからね」 ナエコ「なら、今度お茶をしましょうミリアちゃん」 ミリア「いいよ、ならささっと終わらせてきて」

βレヴェルカ「α聞こえるかこっちはβジャックを送る手はずは整ってるぞ」 αレヴェルカ「お三方頼みますよ、ボイドに転送」 βレヴェルカ「βジャック転送始め」

αレヴェルカ「ではお三方が行ってらっしゃったので迎えの準備いたしましょうエカラさん、ミリアさん」 エカラ「はぁーい」 ミリア「了解」


ボイド 


ジャック「言われた通り何も無い世界だ、ミリアが閉じ込めれてた世界に似てる・・・?」 ナエコ「来るわ!」 βジャック「ほう、よく俺の一撃を止めたな 初めてだぞ」

ジャック「ナエコ、無事か?」 ナエコ「衝撃は重いけどダメージはないわジャック」 βジャック「俺を知ってるのか?」 ナエコ「あなたには言ってないわ、こっちのジャックに言ったのよ」

βジャック「俺と同じ名前でいきなりここに飛ばされる、大体検討がつくな俺を止めるためにどっかの俺を連れてきて倒させるといったとこか?」 ナエコ「あの時の復讐よ」

βジャック「あの時か、ってお前いなかっただろ あの時お前がいたら相当面白かったんだがなぁ」 ナエコ「あっちの私に手を出した報いを受けてもらうわ」 ジョン「どけ、ナエコ」

βジャック「うぉっと 純粋なパワータイプか案外こういうのが厄介だったりするんだよな」 ナエコ「パワータイプは一人だけだと思ったの?」 βジャック「いてぇ、っちパワータイプが二匹かぁこれは純粋に力負けしそうだな でお前はなんなんだあっちの俺?」 ジャック「俺は今回ナエコとジョンのサポートする存在だ」 βジャック「アタッカー二匹にサポーター一匹かこっちは一人だぜ卑怯だとは思わないのか?」 ジョン「お前がしてきた事の報いだ」 βジャック「報いか!報いか!!報いか!!!大いに結構 報いのおかげで強者に会えたこれは幸福な事だ」 ナエコ「やはり狂人だわ」

βジャック「だったら一瞬で終わらせてやる、時はもう流れはしない」 ジャック「時止めか!」 βジャック「っち、そういう事か」 ジョン「なぜ攻撃しない?」 ナエコ「思ったより慎重ね」

βジャック「止まった中でも動けるか役に立たん力だ」 ジョン「やつはまだ何か持ってる俺が引き出してくるナエコは待っててくれ」 ナエコ「無理はしないで」 βジャック「くるか!」

ジョン「クソ、強いな」 βジャック「純粋にパワーで押してくるタイプこういうやつにはケチな魔法よく効く、寝てろ・・・効かないな、こいつ自身に耐性が? いやジャックか」

ジャック「エカラに鍛えられて魔導書の力をある程度コントロール出来るようになった、これで二人をばっちりサポート出来る」 βジャック「ケチな魔導書から出されるケチな魔法か、うぜぇなまずはお前からだジャック」 ナエコ「私がそれを通すとでも!?」 βジャック「うぜぇ、パワータイプすり抜けてサポート潰すの無理じゃねぇか!」 ジョン「どうだ、俺たちの戦術は?」

βジャック「なるほどな!なるほど、なら大技で吹き飛ばしてやるケチな魔法に頼ったのが間違いだ!」 ジョン「来るぞ」 βジャック「と、見せかけて」 ジャック「ナエコ後ろ!」

βジャック「こいつが・・・ぐ、いいパンチだ」 ナエコ「あなたがパワータイプって言ったんでしょ拘束出来るわけない」 ジャック「ナエコは今は俺より近接戦闘が強い・・・置いてかれたな」

βジャック「はぁ、じゃやっぱ大技使うしかねぇな」 ジョン「躊躇ったと言うことはやつにもリスクがあると言うわけか」 βジャック「ご名答、これで俺事吹き飛んだらそれはそれで面白いな!」

ジャック「自爆覚悟の大技!?なんてやつだ」 ナエコ「ジャック、ジョン聞いて私の中にあるジョンの力はそろそろ切れそうよだから次のやつの一撃を私とジャックで防ぎ止める その隙にジョンがやつに止めをさす」 ジャック「全力でサポートする俺を守ってくれよナエコ」 ジョン「今じゃ守られてるのはお前か・・・」 ジャック「ナエコが強くなったんだよ」 ナエコ「二人とも準備を!」

βジャック「行くぜぇぇぇ・・・グ、久々にやるといてぇな」 ジョン「俺たちの勝ちだ」 βジャック「・・・これは・・・確かに・・・負けだな・・・」 ナエコ「倒したの・・・?」

ジャック「いや、やつの事だジョンの力を切れたナエコ狙ってくるかもしれない」 ナエコ「ジャックそれ言っちゃう・・・」 ジャック「しまった」 βジャック「なるほどな・・・それも良いかもしれない・・・」 ジョン「減らず口めやってみろその瞬間お前の息の根を止めてやる」 βジャック「まぁ待てジョン、俺にそんなつもりはない・・・嬉しいんだよ俺が今ここで倒れる、初めてなんだこんなにも嬉しい事が・・・」 ジョン「破壊の限りをしてきたやつが今ここで破壊されるのが嬉しいだと、ふざけるな!」 βジャック「仕方ねぇだろ・・・生まれて破壊しかやってこなかったんだ」

ジャック「他にも選択肢はあっただろ・・・?」 βジャック「知らねぇよそれが俺の生まれた意味だ・・・そしてその意味を今ここで知った、俺はお前たちに殺されるために生まれたんだってな」

ナエコ「なんて言葉をかければいいの・・・」 βジャック「言葉なんていらねぇよ、まぁ俺の遺言見たいなもんだ さぁささっとやれよ、そうじゃないと終わらないだろ?ここで俺を取り逃がせば俺はいずれ復活してまた同じ事を繰り返すだろう」 ジョン「なら終わらせよう」 βジャック「そうだ・・・それでいい・・・」 ジャック「終わったのか?ジョン」 ジョン「あぁ」 ナエコ「ジョン、後ろ!!」 ジャック「ジョンの体に黒い塊が入っていく!?」 ジョン「ぐ、奴めやけに死をあっさり受け入れたと思ったらそういう事か・・・」 ジャック「クソ、取りつく事が出来たのか」

ナエコ「往生際が悪すぎる」 ジャック「クソ、やつが放った大技のせいでこの空間が崩れ始めているβジャックが取りついたのは後だ、ジョン歩けるか?」 ジョン「問題はない・・・」

ジャック「問題あるだろう顔色悪すぎる、だがそうこう言ってる暇はない走れジョン、ナエコ」 ナエコ「レヴェルカ終わったわ・・・レヴェルカ?レヴェルカ、通信が出来ない・・・」


ミリア「レヴェルカ、どうなってる?」 エカラ「お兄ちゃんたち無事に帰って来てよね・・・」 レヴェルカ「困りましたねぇ、βジャックさんの一撃で通信がやられました復旧はできますがその間サポートできません 持たせてくださいよお三方・・・」


ナエコ「ダメだわ通信出来ない レヴェルカのサポート無しでは帰れないわ」 ジャック「ジョン、もうこんな状態だしどうすれば・・・」 時空の旅人「手を貸そうかジャック?」

ナエコ「ジャックが二人!?いやさっきも二人いたけど・・・」 時空の旅人「その名で呼ばれるのは久しいな、それよりここは崩れるこっちだ」 ジャック「色々言いたい事があるが今はついていくしかない」 時空の旅人「・・・ここまでくれば大丈夫だろう後はレヴェルカがどうにかしてくれる」 ジャック「それよりあんた何者だ?」 時空の旅人「俺は時空の旅人だ時間も空間にも外れた存在どこにでもいるしどこにでもいない存在だ、俺の事はここを離れたら忘れる 時間と空間から離れた存在は認識すら出来なくなる」 ジャック「嫌だ、忘れたくないまだお礼もしてないのに」

時空の旅人「なら、そうだなこの時空の石をやろうこれがあればもしかしたらな」 ジャック「忘れずに済む?」 時空の旅人「さぁな、その石に願ってれば思い出せるかもな」

ジャック「また、会えるよな?」 時空の旅人「分かった、また会おう」


レヴェルカ「お三方無事ですか?」 ジャック「いや、ジョンがやばい見てくれ」 ナエコ「あれ、どうやって帰って来たんだろ・・・それにジャックあなたそんな石持ってたかしら?」

ジャック「いや、分からないけどなんだが大事なような気がする・・・そんなことはどうでもいいジョン、大丈夫か?」 ジョン「く、苦しい」 レヴェルカ「私の世界でジョンさんを見て見ましょうナエコさん手を貸してください」 ナエコ「分かったわ、行きましょう」 エカラ「全く慌ただしいな、それよりお兄ちゃんどうだったの?」 ジャック「エカラはジョンの心配しないんだな・・・」

エカラ「まぁジョンのお兄ちゃんだし」 ジャック「それ言われるとなんだか納得できるな・・・確かに心配しても仕方ないか」 ミリア「とりあえず無事に帰ってこれたね」

ジャック「あぁ、ただいまミリア」


翌日


ジョン「心配かけたなもう平気だ・・・」 ジャック「良かったな・・・」 エカラ「お兄ちゃん達なんか暗いね」 ミリア「まぁちょっとしたことがあったんだ」 エカラ「ミリアちゃんなにか知ってるの?」 ミリア「うん、知ってるでもエカラには関係ないし未来で起こって欲しくないそう願ってるよ」 エカラ「ミリアちゃんなんの話してるの?」 ナエコ「それよりジョン、βジャックの影響はないの?」 ジョン「今は大丈夫だ今はな・・・」 ナエコ「つまりいつか何かが起こるって事?」 ジョン「やつ次第だな、やつは今俺の体で魂を癒しているいつかは回復して乗っ取りでもするのかもしれない」 ナエコ「引きはがせないの?」 レヴェルカ「引きはがせますけどジョンさんの魂ごと引き抜くことになります」 ナエコ「なんてやつなのそこまで計算済みなの!?」

レヴェルカ「今は気にしても仕方ありません、それよりβさん並びにβナエコさんがお礼したいそうです」 βレヴェルカ「今回の件で直接礼が言いたいからナエコ共々来たぞ」

βナエコ「その、ありがとう・・・ジャック・・・?」 ジャック「傷は治ったみたいだな良かったナエコ・・・いやβナエコ」 ナエコ「βの私無事で良かった」 βナエコ「嘘でしょ、本当に私がいる」

ジャック「ジョンとαナエコか、も一緒に戦ったんだ」 βナエコ「ありがとう二人とも」 ナエコ「いいのよ、悪いのは全部βジャックなんだから」 ジョン「礼はいらん、いつも通りの事をしたまでだ」 βナエコ「いつも通りって何があったのよ・・・」 αナエコ「ここ数年で色々あったんだよ」 βナエコ「こういう物事になれてるってのは分かったわ」 βレヴェルカ「俺からも礼を言わせてもらう3人ともよくやってくれた、αにも感謝する」 ジャック「βは頭下げたけどαは下げないんだろうなぁ」 αレヴェルカ「私だって頭下げることくらいありますよ」 ジャック「見て見たいもんだ」

αレヴェルカ「なら今からそういう依頼出しましょうか」 ジャック「今は勘弁してくれよ・・・」 βレヴェルカ「仲いいな、そろそろ次元が安定しなくなってきた そろそろ行くぞβナエコ」

βナエコ「また会えるかな?」 αナエコ「会えるよきっと」 エカラ「今度はゆっくり話したいな私、エカラよ覚えておいてβナエコさん」 βナエコ「みんなと話せる日を願ってるわ!じゃあね!」

βレヴェルカ「俺たちはβ世界のβジャックが残した傷跡を治しに行く、いつかまた復興できた世界で話したいものだ!」 ジャック「行っちまったな、しかし本当に行ける日は来るのかレヴェルカ?」

レヴェルカ「行ける日は来るでしょうしかし私たちが果たしてα、βの次元で満足するでしょうか? 少なくともγには手を出すでしょうね」 ジャック「だよなぁそこだけは懸念だ」

ミリア「安心してジャック、僕が止める」 レヴェルカ「ミリアさんが止めてくれるから大丈夫でしょうね」 ジャック「止められる前提かよ・・・」

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