第2話
横浜駅での初めてのデート、百合は楽しみにしていた。会うまでのメールでのやり取りで将来どんな家庭を築きたいか等、突っ込んだ話もしていた。誠も結婚に対して真剣なのだと思って百合は嬉しかった。
「初めまして」
そう声をかけて来た誠は写真より男前だった。身体180㎝と高身長でTシャツにデニムとゆう装いだった。Tシャツの袖から出ている腕には大きすぎない筋肉の筋が見え、奥二重の上にある太い眉は綺麗に整えられていた。
百合はとゆうと、会計事務とゆ仕事柄座っている事が多い為太ももが太いのを気にして、ロングスカートで誤魔化していた。色は白いが、小さな鼻にプチ整形で二重にした目は丸かった。美人ではないと百合も自覚している。
2人は、誠が予約してくれた個室居酒屋へ向かう。向き合って座ると誠は簡単に自己紹介してくれた。37歳で不動産会社で主任をしているという。メールと同じ様な内容だったが、そんな事は関係なく百合は、わざわざ自己紹介してくれる紳士的な対応に好感が持てた。
2人は3回目のデートで付き合う事になった。
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