第1話 祈念
Aya、
この夏の七夕、
雨が降ったら、
きっと水辺の畔を、
黒服で見つめているのだろう。
哀しみを受け取れる者は、
俺しかいない。
分かってはいるが、
もう、
俺達は会ってはいけない間柄だ。
もしも、
危機が迫ったら、
たった一つのこの玉で、
自ら身を守って欲しい。
特別な玉だ。
幸運を祈る。
Kouより――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます