第16話の裏話とこだわり

この下は【スキル使用可】リアル脱出ゲーム16話を読んでからお読みください。


これは、【スキル使用可】リアル脱出ゲームへの作者のこだわりについて書いたものです。

伏線の細かい箇所については、ここで全ては書きません。




では、16話です。


今回のお話は約1000字という少ない文字数の中で2つに分類されます。


まず、前半が黒服からのスキルの強奪です。


このシーンで重要なのは、このセリフです。


―――「そのことを知っているということは、監視系スキルを使いましたね?そちらはマナー違反ですのでお控えくださいますようお願いいたします。あなたには【スキル】はお渡しできません」―――


お気づきになった方がもしかしたらいるかもしれませんが、実は黒服は【監察眼(小)】の使用に気が付いていました。


数話戻ってみていただくと、わざわざ博人が観察眼を使った描写のあと、黒服はあたりを見回す動作の説明が入っています。


ただ、誰が使ったかまでは特定できなかったため、何事もなく終わっただけだったんですね。


さらにここで、【観察眼(小)】は監視系スキルに分類されることが分かります。


さあ皆さん、これはかなりの情報です。


読み進めていきましょう。


―――〔黒服⑲からの親愛度が1下がりました。〕―――


要は、監視系のスキルを使うと親愛度が落ちてしまうということです。


ということは監視系のスキルかな?と思われるものは使用するタイミングが重要になってきます。




では、ここでもう一度今までの話を振り返ってみましょう。


重要な視点は1つ。



「博人が【観察眼(小)】を使ったのは、黒服だけだった?」



これです。


これを頭に入れて最初から読み返すと、また別の視点で考えられるのではないでしょうか。




次です。


―――博人はもう一度会場を見て回った後、会場を後にした。

 会場の外に出るとさっきの黒服とは違う黒服が立っていた。

 黒服は、博人が会場を出たのを確認すると扉を閉め、施錠した。―――


このシーンでは、この会場の探索をさせにくくすることが運営の意図であったことを匂わす描写を取り入れました。


そのため、一度出た人はもう会場内には入れないという工夫をしました。


不自然ですもんね、戻ってくる人がいないのは。





そして、今回の話の後半部分です。


博人は3階部分の探索を始めます。


ここはステータスの獲得のための条件が明かされます。


それは、認識して触らないともらえない。ということです。



そして、もう1つ。


触れると消えてしまい、ステータスになってしまう。ということです。



この条件は、簡単に見えてかなり奥の深い条件です。


ぜひ、これから先を読むときにも頭の片隅に置いておくといいかもしれません。





では最後に、私のこだわりのシーンの話をしたいと思います!


――― 博人は、手でわさわさと植木の葉っぱを触った。―――


このシーンは、博人の頭の良さが垣間見えます。


なるべく効率的に、そして動かずになんとかしたい。


そんな思いで葉っぱを触るシーンです。



いつも、他の作品を読んでいると、

(なんで、ここもっと効率化しないんだろう)と思ってしまうことがあります。


多分私がずるがしこく考えているだけなのですが、そういう方々にはこの葉っぱを全部触って(見るのをさぼって)ステータスをゲットするずる賢さは刺さるんじゃないかなと思っています。


これからのお話でも、博人のずる賢さは随所に現れていきます。


ぜひ、読み戻ってみてください。



よし、今回はここまで!!

それでは!

次は17話を読んでからお会いしましょう!!


500PV突破したら頑張って次書きます!

※ご覧いただきありがとうございます。

 ちょっとでもいいなと思ったら、☆や♡をいただけると、とってもうれしいです!

 ぜひ、書き方のアドバイスもください。待ってます!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667075076884

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