第4話

見覚えのある景色が広がっていた。5年前に私は会社を退職して新しい会社に勤めることになった。そして私は今、退職したはずの東口カンパニーにいる。

周りを見渡しながら困惑している私に1人の女性が話しかけてきた。

声のする方に振り返ると、マジでビビった。 亡くなったはずの山田海子さんがいた。彼女は四年前に事故で亡くなったはずなのに私の目の前にいる。そして私は彼女に密かに思いを寄せている。壁にかかっているカレンダーをみると、6年前に戻っていた。

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57歳 冨澤 健一 @tomizawa_kenichi

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