早いうちから婚活
@misamoon07
第1話 出会い系 りょうと1
私の名前はありさ。携帯電話を高校の入学祝いで買ってもらった。
私の時代は高校から持っているのが当たり前だった。
まず、携帯を持っていないと友達が出来ない。赤外線で交換し合う時代だった。
まず教室に入るとすでに何組かのグループが出来ていた。
中学時代から仲が良かった友人あきとクラスが離れてしまった。焦っていると一組のグループが声をかけてくれた。
ランク付けのようなグループがすでに出来ている。
化粧してスカートも補正し短くしているギャル軍団グループ。
いかにも真面目なグループ。
体育系推薦グループ。
私は真面目なグループに声をかけられた。
「どこ中?名前は?」
中学と違い様々な地域からきてる。焦りながら返答していた。しかし、学校卒業したら連絡とらないだろうな。と上辺な関係。話題が同じ看護科🟰看護師を目指しているってのみ。
私が通っている高校は大体みんな看護科を目指して受験している。落ちた人が普通科や商業科へ。なので看護科だけ倍率も偏差値も違った。
みんなの話題は彼氏が欲しい話が持ちきり。しかし、私立の女子校。当たり前だが出会いがない。
当時出会い系サイトが流行っていた。みんな同じサイトを利用しており私も軽い気持ちで登録した。
すると、1分もしないで多量メール受診。
高校1年生てだけでこんなにくるのか。同じく高校生か、大学生、社会人と様々だった。
普段日常を生活していたら出会えない人ばかりで新鮮だった。
そんな中国立の大学生とやりとりが続いた。
今思い返しても、本当に彼が大学生なのかは不明だ。年齢も名前も嘘だったのかもしれない。だって設定なんて簡単に作れるから。
名前はりょうと。20
1カ月ほどメールのやりとりをし会う事になった。
しかし…私は1人で会うのが怖いとメールすると、りょうとも友人を連れてくるから2対2で会おうときたのだ。
私は中学時代からの友人あきに頼み2対2で会う事になった。軽い気持ちだったと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます