本日の 主役はこの子 命ちゃんです
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今日は命の誕生日。肌寒い日のど真ん中です。
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[悠心]「年明けからはや1週間。おまえら、ちゃんと憶えてるか?」
[絃葉]「もちろん!」
[小霧]「もうすぐ鏡開きだねー。」
[八葵]「七草粥でしょ?ちゃんと忘れずに作ったって。」
[悠心・絃葉]「ちげーよ!/違うよ!?命/メイちゃんの誕生日だろうが!/でしょ!?」
[小霧]「あー、うんうん、憶えてた憶えてたー。」
[八葵]「いつだっけ?1月の鎖骨ら辺ってことは憶えてるんだけど……」
[悠心]「それもう分かった上の発言だろ!1月9日!とんちの日だよ!」
[小霧]「お正月は
[八葵]「Yes!しかも今年はドラゴン!ゴテゴテ豪華!縁起がいいねぇ!」
[悠心]「尾っぽが蛇じゃなきゃいいけどな。」
[絃葉]「ケーキはわたしが作るか買うかするから、小霧とやっちゃんは飾り付けをお願い!」
[八葵]「
[小霧]「任されたー。」
[悠心]「じゃあ当日の流れだが──」
[命]「あのー……?」
[悠心]「どうした命?」
[命]「この場に私いちゃってるけど、いいの……?」
[4人]「あっ。」
[命]「え、えーっと……」
[悠心]「じゃあ今年の鏡開きについてだが──」
[八葵]「秋月殿、私お汁粉が食べたいであります。」
[小霧]「わたしバター餅がいいなー。」
[絃葉]「わたしきな粉餅で!」
[悠心]「分かった。命は?」
[命]「え?えっ、あっうん、えーっと、じゃあ私あんころ餅で……?」
[悠心]「じゃあ毎年何故か1/9に鏡開きする絃葉の家に集合な。餅の準備するから私と小霧と八葵は早めに集合。OK?」
[小霧・八葵]「OK。」
[悠心]「絃葉はどうにかケーキの調達。」
[絃葉]「分かった!」
[命]「えっ、えー……?」
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[八葵]「という言い訳を使った訳さ。」
[悠心]「我ながら上手く隠せてたな。」
[小霧]「鏡開きは誕生日パーティーをカモフるダミーだったわけなのよー。」
[絃葉]「いやー、上手く誤魔化せてよかったな〜!」
[命]「あはは……」
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【ひとこと】
短くてごめんね命。誕生日当日の終わり頃まで頭からスッポ抜けてる薄情者でごめんね命。
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