第417話 自由を得るための手続き
「それで?」
「ああ、ペルメッダでホームが決まったら、定期的に卵と牛乳、バターとチーズを送ってくれるって」
「最高じゃねーか」
言葉のとおりに最高の笑顔で
ヤンキーな
見たくもなかった逮捕劇も終わり、俺と
勇者の貢献を称えてくれたフェンタ子爵に俺たちが求めたものは、勢い半分だったけれど卵と乳製品のペルメッダへの輸出。今もごく少量はされているようなので、それに上乗せして直接販売をお願いした。経済規模としてはお使い程度なので、赤字にならないようにだけは念を押しておくくらいの節度でお願いしておいた。
「税金って面倒だよなあ」
「ガラリエさんが喜んでるならいいんじゃないか?」
「だね!」
フェンタ子爵領復興の目途を立てるための仕置きが終わった俺たちは、男子連中に事の次第を説明しているところだ。
とはいえ話す内容は、ガラリエさんたちフェンタ子爵家の悲願が成され、顔すらロクに覚えていないおじいちゃんが失脚したというだけで、ぶっちゃけ一年一組的にはおめでとうございます、くらいの感覚でしかない。
むしろ今後の俺たちにどれくらいの利と損があるか……、というか卵と牛乳だったという話だな。
それくらいフェンタ領で味わった卵の価値を俺たちは重くみているのだ。
「問題はやっぱ米だよなあ。ウニエラルートは高くつきすぎだろうしよぉ」
「ペルメッダにあればいいんだけどなあ。ウニエラからアウローニヤ経由だと、伝手はあっても経費がすごいことになりそうだし」
お坊ちゃんな
ことが食生活となれば、俺たちにとって米はもはや切っても切り離せない問題だ。
「しばらくはパンがメインかもなあ。覚悟を決めておかないと」
海藤の言うとおりで、アウローニヤが好意で俺たちに預けてくれた米も残りは多くはない。
いちおう王都に手紙を出せば送ってくれることにはなっているけど、タダでというのは申し訳ないので輸送費は払うつもりだ。だからといって過剰な無駄遣いは俺たちの主義でもないし。
「米と卵が贅沢品かあ。焼肉の材料はタダなのにな」
俺の呟きにこの場の全員が諦めたかのように苦笑いになってしまった。
この旅に出るに当たり、俺たち一年一組はアウローニヤから多額の報奨金を貰っている。
それこそ日本円換算で億単位ではあるのだけど、何十億までは届かない。日本感覚と比較して品物ごとの物価の違いというか、食料や衣服が安くて、水や燃料が高かったりと、一概に超大金と言っていいのかどうか、よくわからない金額ではある。
とくに風呂好きの俺らとしては、そのあたりの環境が難しいのだ。いっそ迷宮に住んでしまえば……、いかんいかん。
『こっちは二十二人なんだから、メジャーリーガーに比べるとしょっぱいかな。でもまあアウローニヤとは二か月程度の付き合いだったし、衣食住を保証されてたし』
とかのたまったのは野球小僧な海藤なのだけど、俺たちの感覚からすれば、女王様は奮発のし過ぎだと思う。
たとえ『緑山』としての給料が有耶無耶になったとしてもだ。たくさんサインした書類はなんだったのか。
ともあれ、巨大な報酬は俺たちの看板代金としてなら理解できるが、それを捨てて国を出る立場の連中に払う金額としてはどうなんだろうか、と。
そういう金があるのなら、アウローニヤの立て直しにとも思わなくもないが、もらえるものならもらっておこうという考え方もできる。
足りなければもっと出してもいいと言い放った女王様に待ったをかけたのは俺たちだ。高校生感覚で億は重たい。
王都の平民の多くがネズミやウサギの肉で食いつなぎ、重税にあえいでいた状況を知っていた側としては、国家予算の千分の一規模であっても、それで数百、数千人が救われるのならば、そっちを選んでしまうというのも当然だろう。一年一組は健全な平民の集団なのだから。
こんな感じでアウローニヤ最後の夜は更けていった。
◇◇◇
「悲しむべきか喜ぶべきか、悩ましいところです」
「うん、ボクは、やっぱり寂しいかな」
「ホウタニさん……」
テーブルに並ぶたくさんの羊皮紙を見て喜ぶべき部分があると言いながらもガラリエさんは露骨に悲しそうで、それに引っ張られたロリっ娘な
それを眺めているキャスパート君やカルマット君も残念そうで、ガラリエさんのご両親も同席しているが、そちらは神聖な儀式を見るかのように静かな佇まいだ。
ちなみにシャルフォさんたちヘピーニム隊は外で出発の準備中なので、ここにはいない。
さっきいただいた朝食はご機嫌だった。
俺たちが王城から持ち込んだベーコンに並んだ目玉焼き、バターを塗りたくったパン、ホットミルクとサラダ。サラダに使われた野菜はフェンタのモノで、それについてはやはり迷宮産の方が美味しいと感じたが、ウチの料理番たちが持ってきていたドレッシングが威力を発揮したので無問題。
野菜嫌いな子供たちが喜んでいたので、そちらは目出度くフェンタ家に贈呈されることになった。
佩丘曰く、ペルメッダでも作れるだろうし、と。
さらにはアラウド迷宮から持ってきたリンゴは【氷術師】の
そんな明るい朝食の後、俺たちはただの人間になるべく手続きを進めていた。
「では……」
寂しそうな表情から一変、キリっと顔を引き締めたガラリエさんが一枚の羊皮紙を手に持ち、一年一組を相手に口を開く。
「アウローニヤ国王、リーサリット・アウローニヤ・フェル・リード・レムト陛下のご意思により、みなさんが『王家の客人』から除外されたこと、わたし、ガラリエ・ショウ・フェンタ王国男爵が通告いたします」
まずは一年一組が召喚された時に先王が『勇者との約定』を持ち出し、俺たちを勇者として認めるための建前に使った『王家の客人』という立場が剥がされた。
これをもって、俺たちはアウローニヤから法的に『勇者』とみなされなくなる。心情や交友はまた別ではあるけれどな。
これについては王国からの一方的な通達となるので、俺たちに同意の署名は必要ない。
そもそも俺たちが『王家の客人』とされた時にも書類を見せられた覚えはないし、もしもあの頃に書類にサインをと言われていたら……、拒否しようとして、熟読して、その上で渋々って感じだったかもな。
こちらの書類だが、事前に女王様とアヴェステラ内務卿、通告人としてガラリエさんのサインは記載済みである。昨日の男爵逮捕劇を思い出すなあ。
「五百年に渡りこの地を守る、先代勇者様より血を繋ぎしフェンタ子爵家が当主、ダイキス・ハイ・フェンタが見届けました」
続けて見届け人としてガラリエさんの父、フェンタ子爵がテーブルに置かれた羊皮紙にサインを入れた。
実はフェンタ子爵家は、キャルシヤさんのイトル家どころではないくらい古い貴族家だったりする。
自称建国期からの子爵であり、登りも降りもせず、ひたすらこの地を守ってきたのだとか。この国の貴族は大抵勇者の血を引いていると自称するが、どこまで本当かは気にしたら負けだな。
初代勇者がアウローニヤを旅立ったとされるのは、ここから少し東の旧ペルメール辺境伯領となるが、これからはここフェンタ子爵領こそが新たなる旅立ちの地となるわけだ。
『勇者印の饅頭とかどうです? 利益の一割で手を打ちますよ』
昨夜、バイレル男爵が捕縛されたあとに、委員長が場を軽くするために放った冗談だけど、本気にしてないだろうな?
やり手っぽいフェンタ子爵だけど、ガラリエさんの故郷が勇者をダシにして繁栄するなら、アリといえばアリか。
「続けて『緑山』の解散について、同意の署名をお願いいたします」
初手で儀式めいた物言いをしていたガラリエさんだが、ここからは一気に簡単な言葉になった。
勇者か否かっていうのが大事なのか、それとも最初だけは真面目にやろうとしただけなのか。格式張ったやり方を、俺たちが苦手にしているのが一番大きい理由なんだろう。
書類にサインすることになったのは、団長たる先生、副団長の委員長と中宮さんだ。
立会人としてフェンタ子爵もサインをしているが、やっぱりこちらもさっきみたいな大袈裟なコトを言わず、ただ淡々と作業をこなしている感じだな。
こちらの書類には女王様のほかに近衛騎士総長代理として、キャルシヤさんのサインが入っていた。総長代理と『紫心』団長兼任なんて、お仕事大変なんだろうなあ。
ちなみに『緑山』という騎士団が発足してから今日で二十三日目。とても短い期間だと思う。
ほかの六騎士団は百年以上の歴史があるのと比較するとなあ。それでも王国の歴史として名は残るわけで、後世でどう伝えられるのやらってところだ。
と、ここまではいい。
「一身上の都合ってところなのかな、これって」
「そんな感じでしょうか」
委員長と聖女な
『王家の客人』は『勇者との約定』が満たされたから解除された。『緑山』の解散は、その役目を終え、あとのことは『緑風』に引き継がれたと、いちおうの名目は立っていたのだが──。
「明確な功績を挙げた者に対し陞爵ならまだしも、爵位剥奪というわけには……」
微妙そうなお顔になってしまったガラリエさんが申し訳なさそうに頭を下げる。
俺たちは乾いた笑いになるし、さっきまでの伝説の儀式ムードが吹き飛んで、キャスパート君やカルマット君はガッカリムードだ。
散々追放ムーブをしておきながら、ここにきてキレが悪い話になってしまったな。
なんというか、俗っぽいというか。
「勇者たちは旅立つにあたり肩書は不要と、誇り高くそう望んだ、という感じでしょうか。さらには国にすら縛られたくない、とも」
俺たちから言い出したわけでもないのに、なぜか自主的に提案したみたいな内容に、ガラリエさんは恐縮している。
無理やりだけど、まあこれなら美談っぽくもなるか。
「世の中には綺麗事とか建前が大事な時もありますから」
「アイシロさん……」
どこか悟ったようなコトを言い出した委員長に、年上なガラリエさんがちょっとした尊敬のまなざしを向けている。
「帝国や聖法国の刺客が怖いからって、逃げ出すだけなんですけどね」
そんなガラリエさんの視線を受け止めた委員長は、軽い調子で言葉を返した。カッコいいなあ、おい。
「お気遣いに感謝します」
「お互い様ですよ。ガラリエさんたちには、本当に助けてもらいましたから」
委員長とガラリエさんの交わす言葉は社交辞令的だけど、見ているみんなも含めて本気も本気だ。
弟さん二人がすっごく目をキラキラさせているし、フェンタ子爵は感じ入るように目を細めている。
ガラリエさんと俺たちは、本心からこうやって言い合える間柄なんだ。お姉ちゃんと勇者はすごく仲良しなんだぞ。
「ではみなさん、署名を」
ガラリエさんに促されて各人がサインしていくのは、爵位返上についての書類と、国籍離脱届ともいうべき書面だった。
二十二人分が二枚ずつ。騎士爵を貰った時はこちらに控えがあったが、それも返却されたことで、俺たちは名実ともに平民となり、アウローニヤ人でもなくなった。
クーデター前だったらこのタイミングで宰相勢力に乗り込まれたら、即効アウトな状態だな。
現状の法律ならアウローニヤにいたらヤバいことこの上なしっていう立場だ。
ただしひとりだけ例外がいて、その人が俺たちを率いてくれるんだけどな。
「さて、略式ではありますが、ショウコ・タキザワ」
「……はい」
「あなたをアウローニヤ王国名誉男爵として叙すると、陛下は申し出ています。受けていただけますか?」
「ありがたく」
すっごく茶番くさいどころか完全にそうなんだけど、先生は男爵から名誉男爵にクラスチェンジすることになっていた。
『必要な場面でのみ名乗ればいいのです。タキザワ様にならば、判断を委ねることに不安はありません』
というのが女王様のお言葉だったのだけど、それを聞かされた先生はすっごく微妙そうだったのが記憶に新しい。
さて、男爵と名誉男爵の違いだけど、後者は本当に肩書だけの存在だ。給料も年金も領地も役職も何も無し。
基本的には外国から受け入れた外交官に与えて、アウローニヤ内での立場を守るために使われている制度らしい。しかも一定年以上アウローニヤに貢献した外交官ならば、帰国してからも名乗れるのだとか。まさに『名誉』というわけだな。
ほかには亡命してきた貴族に権限は与えないけど、いちおうそういうことにしておいてやる、みたいな使い方もあるそうで、なんともフレキシブルな爵位だったりする。
この制度の隙を突いたのが今回のやり口で、レア中のレアなんだとか。
なにしろショウコ・タキザワ名誉男爵は無国籍で、しかもアウローニヤから他国に移動するのだから。
名誉爵位を与えるにあたって、王の裁可さえあれば相手の国籍や住居を問わず。これが法律の文言から得られる解釈で、無国籍の人間に与えたらダメってことにはならないのだ。
女王様とアヴェステラさんがタッグを組めば、こういうことにもなる。
ちなみに『名誉騎士』なんていうのは無い。王国籍を持ち、王室や国に直接仕えるのがアウローニヤにおける騎士爵の定義なので、制度上あり得ないことになってしまうからだ。この国では外国籍の公務員を雇わないって意味だな。スパイとかがいるから表向きは、なんだろうけど。
当初女王様は一年一組全員を名誉男爵にして、先生を名誉子爵にと提案してきたのだが、全員揃ってお断りした。
なんなら先生すら名誉男爵なんて欲しくなかったようだけど、イザという時に一年一組を守る手段になるかもしれないと聞かされれば、断ることもできなかったというオチだ。
そういうあたりが、やっぱり先生は俺たちの先生なのである。
「では、これをもってショウコ・タキザワが王国名誉男爵であることを認めます」
王国側で保管するのが一枚。先生が持つので一枚。合計二枚にサインをしたことで、先生は名誉男爵になった。
謁見の間でやったような誓いも何もない手続きだったけど、これにはガラリエさんも一安心のご様子だ。対する先生は複雑そうなのが面白い。
これにて書類上でも旅立ちの準備は完了した。
◇◇◇
「また来てねっ!」
「……またね」
フェンタ子爵邸の正門で、キャスパート君やカルマット君が手を振ってくれている。胸には勇者サインとサメイラストが描かれた色紙があるのだが、もはや定番行事だな。
「みなさんにお会いできたこと、光栄に思います」
「道中お気をつけて」
フェンタ子爵や奥さんのアルーテルさんも並んで、俺たちを見送る構えだ。すでに名前を忘れかけている白髪のバイレル男爵は、もちろんいない。
「出発しましょう」
移動再開ということで、俺がコールする形で隊列は邸宅がある丘を、登ってきた道とは別方向に進む。向かう先は国境、というかフェンタ領の出口、所謂税関だ。
メンバーは旅立った時と同じく一年一組とヘピーニム隊、そしてガラリエさん。もう『緑山』という単語を使えないのがちょっと寂しいかな。
それでも『帰還章』は私物として大事にとってある。先生の『昇龍紋』は引き続き有効だ。
二台になった荷車の中身は、交易チックに使おうかと思っていた物資をペルメッダで会う予定のお偉いさんのぶんを除いてほとんど下ろし、代わりに卵やチーズ、バターなんかを満載している。牛乳が惜しいけれど、ペルメッダに到着してからどれくらいで落ち着けるかが不明なので、昼食のぶんくらいしか積んでいない。
「太陽が眩しいねぇ」
顔の前に手をかざした
フェンタ領に来るときは夕陽を背負い、出ていく時は朝日に向かってか。まさに東進というわけだ。
書類のやり取りがあったので早朝とは言いかねる時間だが、まだまだ昼には遠い。
「
「勘弁してくれ」
「にっひ」
荷車の数が減り、隊列は三十メートルに届かないくらいになった。これならもう迷宮戦闘でも経験したような間合いであるが、それでも万全を期すということで、俺は二台目の荷車の上だ。
それどころか、ミアや
一行の人数は三十七名で変わらないのに、荷車が五台から二台に減ったのだ。警戒こそ緩めないものの、ここからの山越えでもそう苦労することはないだろう。フラグじゃないぞ。
ふと振り返れば、キャスパート君やカルマット君がまだこっちを見ているのが視界に入った。
大丈夫、ガラリエさんは夕方にはここに戻って来ることになっている。今日一日はお姉さんをお借りするけど、それから数日はフェンタ領でお休みを貰える手筈だし、存分に甘えたり遊んだりすればいいさ。
◇◇◇
「バーント・ヒア・バイレル男爵は徴税官を罷免、捕縛されました」
「き、聞いてはおりますっ」
「十日と経たずに後任が到着する予定です。それまで粛々と業務を進めてください。当面はわたしも監督する予定です」
冷徹なガラリエさんの声に、門番みたいな人は直立不動で答える。
フェンタ領最東端、とはいってもフェントラーの町はずれと言った方が正しい表現になるだろう。
そこには主街道を挟むようにした門とそれなりの大きさの建物があって、駐車場的な場所には何台かの荷車が止まっていた。
典型的な関所というムードな建物だけど、そこで働く人たちはどこか怯えている。
ここのボスに当たる徴税官のバイレル男爵と、税関副長とかいう肩書な息子さんが揃って現れず、代わりに朝イチで届いたのは二人が捕縛されて中央送りになるという通達だ。
それでも現場の仕事は回しておけという命令は、職員たちの動揺を除けば達成されているらしい。
なにしろここのトップと息子は日に一度、数時間顔を出すかどうかで、集金以外の仕事などまともにしていなかったのだから。
アウローニヤにはそういう貴族が多すぎるんだよなあ。
だから女王様はそういう連中を迷宮に放り込みたくなるのだ。
「上がいなくても現場が回るというのは悪い話じゃないよ」
委員長……、どうしてそういうセリフばかり出てくるのかな。
「さて、出国手続きです。通行税についてはわたしの方で」
職員の苦労をスルーしたガラリエさんは、フェンタ領に移行された通行税について、俺たちは特別待遇だということを匂わせる。
「また署名ですか」
「ええ、あちらでも入国手続きとなりますね」
「今日だけで何回名前を書くのやら」
イケメンオタな
「やらなきゃならないなら、やるしかないわね」
「うーっす!」
実に当たり前なことを言う中宮さんに、みんなが力の抜けた返事をした。
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