第102話歳出改革

2人の大臣問題の謝罪を国民に向け発信する


「国民の皆さん この度は私が任命した大臣2人の不祥事 大変申し訳ありません。私の人選ミスです。お二人も反省して先ほど自ら議員辞職されました。私も猛省しております。この失態を取り返せるよう頑張ります。 ではまた」


………………………………………………………



堀田「えっ…それだけですか? もう少し反省した絵を見せて大変遺憾です とかないですか?」


「えっ…ないです…記者も呼んでないですし

一方通行で謝り続けても言葉を変えるだけで意味がない…番場さん臨時国会の準備は?」


番場「今 議員のほとんどが第1の政策か学校問題の件で地方に散らばっている為 国会には大臣達と出席出来る議員だけ…地方の議員達はオンラインで参加出来る人だけ…手が離せない議員は不参加だが 準備は出来てます」


「そうですか…ありがとうございます。

とりあえず大臣達がいれば それで構いません」


………………………………………………………

すぐに国会モニターに切り替える


「議員の皆さん…お忙しい所 緊急で申し訳ありません。この度 私が選んだ大臣の不祥事で皆さんにも ご迷惑おかけしました。国民の皆さんも中継で観ている方々がいると思いますので今後の方針を話させていただきます。

今回2人の大臣が辞職されましたが議員も大臣も追加しません。

私は少数精鋭でも構わない。国民代表の議員が悪い事をしたなら責任はとってもらいます。国会議員が多少減っても知事や市長 議員は沢山います。皆さんが悪い事をすれば議員の席が どんどん減少して行くと思って下さい。

大臣であろうが平議員に戻れるなんて思わない方がいいです。

次に私が支援する業界…農業 エネルギー開発 アニメ 追加でゲーム業界です。 これまで支援してきた半導体などは支援額を減らします。その分を強い業界 アニメとゲームにまわします。私は 自動車業界も越えていけると信じてます。そこにいずれ農業もプラスされる事で貿易黒字国に戻れるよう政策を進めて行きます。

他にも年金増額がありました。何でもかんでも国債発行して借金を増やすのは財政省の方からクレーム言われそうですね…彼らは緊縮財政

で国と国民にお金を使わない方針らしいので…私は国と国民にお金を使う積極財政です…但し常にではない…今は積極財政と言う事です…庶民の生活が楽になれば緊縮財政になるかもしれません…プライマリーバランスの黒字化だの難しい言葉を使って国民から半分も税金徴収するなんて いつの時代ですかね? 年貢ってやつですか? 五公五民? そりゃ一揆が起きて当然ですね… 

まあ財政省も官僚も その他の政治家も私の仲間ですから いちいち揉めたくありません…やる事は沢山ある…なるべく借金を増やさず どうにか財源を作ろうと考えました。歳出削減をするしかない…

残念ながら大臣が減ってしまったので仕方がない…子ども庁解体します。」


1人の議員が手を上げる


「はい…何か意見あるようならどうぞ…私は貴方の事は 分かります。元こども庁大臣ですね。え〜と…名前は忘れましたが 過去の国会映像で観たので分かりますよ…元総理の子孫 私が観た映像では貴方は自分の言葉で話をしている場面がなかったですが大丈夫ですか? 答弁はカンペを読むだけで質問にたいして事前通告されているのにカンペのページすら間違えてましたね。つまり自分が話している内容を理解出来てない…大臣なのに…今 私に質問すると言う事はカンペないと思いますが大丈夫ですか? 私は政治家の味方です…誰にも恥をかいてほしくない…まぁ昔の話ですから成長されたんですね…良かった。 さあ どうぞ  」


元こども庁大臣「子ども庁は必要です。虐待問題や少子化対策 他にも様々な問題を解決するよう取り組んできました」


「なるほど…例えば支援金ですか? 他にもマッチングアプリとかでしたか…アプリなんて民間で出来ると思いますが国がやるべき政策なんでしょうか? 支援金を集めて配る…実際は

集めて抜いて配ってるように私には見えました…」


元こども庁大臣「この国の人口減少を止める為に こども庁は必要です。これから先の未来の為に こども庁を無くすのは時代逆行してます」


「なるほど…貴方の考えは 分かりました。ありがとうございます。私は例え自分と真逆の意見だとしても なるべく否定や批判をしたくない。人それぞれ色んな意見があっていいと考えています。そう言う考え方もあるんだな〜と思います。その意見も自分がどう受け取るか次第です…しかし私は こども庁を解体します。

理由は2つ…支援金で毎年1兆ほど国民から集める? そんな事しなくても こども庁の予算 毎年6兆ほどありそうです。 こども庁がなければ もっと配れそうです。

2つ目は厚生労働省と文部科学省で元々 請け負っていた仕事です。 そんな無駄な予算も人員もいらない。これで6兆まるまると言う訳ではありませんが だいぶ節約出来ました。もし人口が増加したならば いずれ こども庁を作ってもいいですが 今はいらないので解体して厚生労働省 文部科学省で引き継ぐように!

私は必要ないと思えば省でも庁でも解体して歳出削減していこうと思います。

国民の皆さん…大した事出来なくて申し訳ないですが これで支援金は払わなくて大丈夫です。今までありがとうございました。これは支援金で税金ではないので減税ではない…減税出来なくてすいません…

どうでしょうか?え〜と…貴方の名前が出てこない…元農林水産大臣の〜ほら〜そこの大臣のグループにいる〜? あっ思い出しました!

鈴江議員でした。」


鈴江議員「あっ…私ですか…私は財政大臣です」


「あ〜すいません…いや〜貴方の経歴 見てたら元漁業組合関係って書いてあって勘違いしました…え〜と…貴方も元総理の弟さんなんですね…凄いです。私は世襲議員が悪いなんて思ってない…優秀なら別に家業で政治家でもいいじゃないですか…まぁそれじゃあ まるで貴族みたいですが それもいい… 

民間人に例えるなら魚屋の社長から銀行の社長に転職した感じですかね? 

ゲームなら魔王から勇者になるくらいの転職?

どんな裏ワザがあるのか…

いや〜凄い…財政省なんて皆 有名大学を首席で卒業したような超エリート集団の大臣なんて その上をいく天才ですね。

じゃあ私にボリンジャーバンドの説明してもらえますか?」


鈴江「…………」


「あれ?反応が無い…ただのシカバネのようだ…なんて…ハハハ…じゃあRSIってなんの略ですか?」


鈴江「…………」


「あれ?電波また悪いですか?聞こえてない?相対力指数の事ですよね?

確か貴方 YEN安になる度に 

緊張感を持って注視する

って何度も言ってましたが理解してますよね? 

これくらい答えられないと為替を理解してない人が注視していても意味がない…ハハハ

見てるだけ〜ってウインドーショッピングしてるわけないですし…ハハハ

あ〜そうか! もうすぐ私の政権 1年経ちますから その間 貴方は大臣ではなく当時は理解していたけど今は きっと忘れてしまったんですね…それなら仕方ない…

さて…どうですかね鈴江議員…年金増額の財源 確保出来そうですか? もし無理そうなら私に言って下さい…また削れそうな庁か省か議員 でも減らして財源捻出してみますが? 」


鈴江「いえ…足りない場合 国債発行すれば

なんとか出来ると思います…」


「あ〜良かった…ハハハ」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る