第99話 スカウト

現在 北陸に来ている中田議員


中田「う…うわ〜」


元平和組桜井「ど…どうした?いきなり大声を上げて!」


中田「あ…あれは」

 

中田はアワアワしながら目標に向かい歩き出す


元平和組間宮「あ…待ってください」


中田の後を平和組の2人が追う

中田は とある女性の前に到着して話しかける


中田「あ…あの〜上原議員ですよね?」


そこにいた上原議員は容姿端麗 30代で かつて芸能界でアイドル モデルとして活躍していた女性だ


上原「はい…あ〜中田さんですか」


中田「えっ…僕の事知ってるんですか?」


上原「知ってるも何も第一の政策のトップですから議員で知らない人はいないでしょう」


中田「うわ〜めちゃくちゃ嬉しいです。

僕は ずっと貴女のファンでした。あの〜良かったらサインもらえませんか?」


上原「あ〜何か書くもの持ってます?」


中田はマジックや色紙を持ってないため手帳とボールペンを渡す


中田「あ…あの〜ついでに連絡先とか教えてもらえませんか?」


追いついた桜井が会話に割って入る


桜井「駄目だ…お前に そんな社内恋愛みたいな事している暇はない」


間宮「そうです…我々は遊びに来ている訳ではない…それに もう若くもなく芸能界に居場所がなくなって知名度だけで政界に入って来たような人 中田さんと つり合わないですよ〜ふふふ」


上原「はあ〜?私より外見の悪い オバサンが

何か言いました?」


女性2人が にらみ合う


中田「あ〜僕のせいで すいません…僕が仕事中にサインもらおうとしたのが悪いので喧嘩は やめましょう」


上原は一ノ瀬派に所属している為 中田議員に近づく事を平和組の2人は阻止している


その場をおさめ しばらくすると


中田「げっ…あれは!」


再び女性に駆け寄る中田


中田「あの〜滝沢さんですよね? ずっとファンでした」


元人気アナウンサー30歳 美人と言うより可愛い感じの人物


滝沢「あ〜中田さん 初めてお話しますね

我々のリーダーに声かけてもらえて光栄です」


少し距離をとり桜井と間宮が小声で話す


桜井「あれは大丈夫か?」


間宮「彼女は大丈夫ですね。無所属ですし

世襲議員でもない 今回初当選ですが頭も良い顔をいい 知名度も高く メディアでも性格が良いと評判でしたからね」


桜井「そうか…念の為 裏で誰かと繋がってないか調べておくか」


間宮「そうですね。まぁ彼女の知名度なら実力で当選したと思いますが万が一があると困りますからね」


桜井「と言うか中田は普段オドオドしている割には女性に対して少し節操がない…さっきの上原とは全然タイプが違うぞ…気をつけないと

ハニートラップに引っかかるかも知れんぞ」


間宮「そうですね…あんな感じなのに意外と

女性には積極的…気をつけましょう」


中田と滝沢は楽しそうに2人で会話をしている


数分後 滝沢と離れ 中田 桜井 間宮が現場を歩く


中田「うふふ…連絡先教えてもらいました…

へへへ」


桜井「あまり節操がないなら総理と副総理に報告するからな!」


中田「はい…すいませんでした。 ここから頑張ります」


農地開拓の為 大勢の人が作業している

その8割が外国人労働者  その中で彼らに大声で指示している1人の女性に中田の目がとまる

その言葉は全て外国語 通訳として仕事に来た

スタッフだ

彼女が指示を終え外国人労働者達が動き出すと

中田は彼女に近づく


桜井「待て中田! これ以上は報告する」


中田「違います…そんな要件ではないです」


恐らく まだ20代 見るからに若い しかし

先ほどまでの女性とは違い 化粧も ほぼノーメイクで素朴そうな見た目 いたって標準的な

女性だ 服装も仕事に来ているから当然だが

地味でスタッフ用のビブスを着ている

中田は彼女に声をかける


中田「あの〜仕事中すいません。ちょっとだけ時間いいですか?」


女性「えっ?」


スーツをきた3人組に声をかけられ少し驚いている


女性「え〜と…今 仕事中なので すいません…私は ただの派遣スタッフなのでサボってたら怒られちゃいます」


中田「えっ?派遣スタッフさんでしたか…

でも大丈夫です。一応 私が この現場の責任者で最高権力者です。派遣会社の先輩でも社員でも貴女に文句は言わせません…ハハハ」


女性「う〜ん…ちょっとだけ お時間ください。」


女性は少し離れた現場スタッフに駆け足で近づき会話をして戻って来る


女性「お待たせしました。社員から許可もらったので大丈夫です」


中田「忙しいのにすいません。じゃあちょっと座って話しましょう」


4人で近くのテント内にある椅子に座る

スタッフ用の休憩所だ


中田「早速ですが先ほど貴女が話してた外国語は どこの言葉ですか? 英語ではなかった」


女性「あ〜外国人労働者の中には母国語しか

分からない方も大勢います。私達の勝手なイメージで外国人は皆 英語が話せると思ってるだけです。だから英語だけじゃなく色んな言葉で説明してます。」


中田「え〜と 色んなと言うと…ちなみに貴女は何カ国語 話せるんですか?」


女性「今は7カ国語です。後 2カ国語 勉強中です。」


中田「す…凄いですね! そんなに優秀なのに何故 派遣スタッフをされてるんですか? 

あっ…いや…派遣と言う仕事を見下してる訳ではないですが それだけ話せるなら就職先に困らないと思って…」


女性「以前 上京して社員としてデパートの

外国人案内スタッフをしてました。でも少し疲れちゃって田舎に帰って来たんです。」


中田「そうなんですか…もったいない…誰にでも出来る仕事じゃない。

それなりの給料もらってたんじゃないですか?」


女性「意外と安いんです。それこそ一般的な社会人と同じで年間300〜400万くらいが相場です。仕事量と給料が合ってないかな〜って思って辞めちゃいました。」


中田「なるほど~ それで今は派遣をしてるんですね。就職先は探してるんですか?」


女性「いえ…私が登録している派遣会社は叔父の会社なんです。社員にならないか?と言われましたが今は考え中です。 社員になると事務作業とかばかりになるし なんて言うか…インドアよりもアウトドア派なんです。それにコネで入ると辞めづらいから…」


中田「じゃあ叔父さんは派遣会社社長ですね。

凄いじゃないですか」


女性「いえいえ…私の父は普通のサラリーマンです。 叔父の会社も小さな会社ですし都会と違って田舎では皆 社員として働くかアルバイトする人ばかりです。派遣登録している方は足りない給料の足しに来る人か 訳ありの人か

外国人派遣労働者達が ほとんどです。

派遣会社も労働者が足りなくて大変らしいです。派遣会社が仕事もって来ても派遣労働者が足りなくて別の派遣会社に お願いするとか…」


中田「えっ…でもそれって」


女性「二重派遣で違法行為です。でも これって中々 分からない…バレづらいんです。 

例えばA派遣会社が取って来た仕事…10人の派遣労働者が必要でA派遣会社の登録者に募集をかける。でも8人しか集まらない…仕事をくれた会社には 絶対に10人集めると約束している。残り2人を集める為A派遣会社がB派遣会社に2人派遣してもらう。これで二重派遣で違法行為ですが このB会社から来た2人には現場に入る前に説明する…今日 万が一 派遣先で会社名を聞かれたり書くことがあった場合 貴方達2人はB会社と答えてはならない…絶対にA会社と答えるように! これで ほぼバレません…

こんな事 そこら中の派遣会社で やってますよ…叔父は ちゃんとルールを守っているみたいですが…あっ こんな話 興味ないですよね…すいません」


中田「二重派遣ですか…いや…勉強になりました。 で ここから本題なんですが 先ほど しばらく貴女の仕事中を見てました。 僕には分からなかったですが さすがに途中 何度か言語が変わったのは気づきました。外国人労働者に分かるように彼らの母国語に合わせて説明していたんですね。 」


女性「はい…まぁ語学の勉強が趣味で 勉強って平等じゃないですか…誰でも勉強する権利がある」


中田「そうですね。 貴女は本当に真面目そうです。良かったら私の秘書になりませんか?」



………………………………………………………

作者の独り言


総裁選の状況が少し変わってきました。

自民が刷新感を出す為には若手2人の決選投票がベストだったと思いますがコバ◯シの勢いが完全になくなってしまいました。彼には統一教会との繋がり疑惑がある為 今回は脱落しそうです。となると国民人気がある2人の対決

コイ◯ミ対イ◯バの可能性が高まってきた。

イ◯バは正しいかは知らないが自分の考えは

しっかりある…コイ◯ミは誰かの操り人形…

イ◯バ…当初 一定の処分…裏金議員は公認しない…と言っていたが急にビビったのか それでは決選投票で勝てないから意見を変えた。

確かに総裁になる為には そちらの方が賢いが

 それなら最初から言うべきではない…それでは急に意見を変えた現総理と変わらない…他にも彼は政治には金がかかると以前から言っている…そんな事は よほど馬鹿じゃない限り皆

理解している…では どうすれば金がかからなくなるかまで考えるべきだが彼には無理だろう…かつて味方を裏切った為 議員には人気がない…

そして私が応援するセクシー不倫裏金総裁候補…彼の会見で恐ろしいほど失礼な質問をした記者がいる…知的レベル G7 国力低下 など難しいので私が略してみる。

 (お前みたいなアホが総理になったら他国に なめられる 正気か…目を覚ませ…恥ずかしいから辞退してくれ…)

っと恐らく記者は言いたいようだ…

かつて記者に ここまで言われた総理候補がいるだろうか…可哀想に 

私が言っているわけではない…応援してるので…

決選投票で現状この2人の戦いになりそうな雰囲気…

議員に嫌われている為 不利なイ◯バ…

嫌われていないがアホだと思われてるコイ◯ミ

どちらにも可能性が出てきた。議員は どちらを選べば次の選挙で自分が生き残れるかしか考えていないだろう…私は 勿論コイ◯ミ派だ…

イ◯バの場合 最悪政権交代が起きない可能性が出て来る…

後 決選投票に残る可能性があるのはタカ◯チ

か…相手がコバ◯シならセクシー総理 確実だと思ったのにマズいな…アホすぎて負ける可能性が出てきた…

しかし こんな中でも1つだけ良い事がある…

コイ◯ミ イ◯バの決選投票になった場合

その時点で最後の派閥 ア◯ウ… 財務と繋がりの深い権力者の彼はコイ◯ミのバックにいる

ス◯元総理と仲が悪い…イ◯バには かつて裏切られ犬猿の仲…このままでは政界引退に追い込まれる可能性が高い…彼は間違いなく庶民の敵側…消えてもらった方がいい…今 この国で1番焦っている男だろう(笑)

総理時代には英語は出来ても漢字が読めなくバカにされ民主にボロ負け 政権交代がおきた時の元総理…可哀想に…少しだけフォローしてあげるならばコイ◯ミとは違い地頭は良いらしい…律儀で 一度会った人は忘れないなど長所もあるらしいが 私の敵であることは間違いない…さようなら おじいちゃん






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