第87話責任
「いいですか…この国は他国より勤勉です…
こんなに働いている国は なかなかない…
君達の両親が朝から晩まで働いて何故
生活が楽にならない…
今までの政治が 国が間違ってるからです…
皆さんは この負の遺産を受け継ぎ社会人になります…政治家が悪いですが政治に興味を持たない…誰がやっても一緒…諦めて流されて来た今の大人にも責任はあります…
君達は政治にもっと興味をもち政治家を見張らなければならない…国のルールを政治家が決めるんですよ…誰も興味ない 見てないなら自分が有利になるようルールを勝手に決める。それが嫌なら自分で政治家になるか政治を見る必要がある…ここまで自分が暮らす国に興味がない国なんてありませんよ…
言っても聞いてくれない…意味がないと諦めて来た結果が今なんです…頑張っても報われない…正直者が損をする…そんな国を変えていきましょう!」
約1ヶ月間 全国を周り連日ニュースに流れる
インターネット上では編集され規制もない為 他国にも情報は流れYEN相場は乱れるが
為替介入を匂わせる 口先介入 利上げなどの情報操作で中央銀行がバランスを保つ。
海外からの100万人労働者集めは副総理 外交官 大臣などが手配を進めるが移動手段や
問題が多く手こずる…アジア圏だけでは間に合わない為 中東 難民などからの協力交渉を重ね徐々に入国して開始する事になる…
最初から 分かっていた事だが一気に100万人を入国させるのは不可能…1年でも無理があるが どれだけの やる気なのか他国にも本気度を見せる為に やっている。
これからAI 最先端の技術で他国から出遅れてる この国では追いつくだけでも大変…
GAFAM(ガーファム:Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の様な企業が この国から生まれる事は今は難しい…
しかし四季があり綺麗な水もあり様々な食物を作れる。農業の技術も高く今後
世界的 食料不足問題が必ず来るならば国土は狭くて限りはあるが食料の輸出大国になれるはずだ…どれだけ仮想現実に人類が進もうが現実世界で必要な物がある…
点滴やサプリで生きられる様に人が進化しなければ欲の1つ 食欲を抑えるのは難しいだろう。
他国と競争する必要もない…
成功者の多くは競争に勝つではなく他と違う事をする人が多い…
(エル◯ルバドルと言う国は とても治安が悪く国土の8割がギャングの支配下で国際的に評価はよくないが ある時期から国を上げて
ビットコインを買い集めています。
他国とは全く違うやり方ですが国は豊かになるはずです…豊かで安全な国に生まれ変わるのか どこかの国の様に一部の貴族だけが潤う国に生まれ変わるのか…)
…………………………………………………
久しぶりのプライベートルーム
総理 副総理 堀田と番場 そして中田議員
副総理「やるだけやっているが100万人
入国させるだけでも1年かかりそうなほど大変だ…」
「え〜そんな〜急いでるのに~」
中田「約束と違うじゃないですか〜
こんなんじゃ1年は無理ですよ~」
副総理「すまん…少しずつ始めてくれ…」
中田「部隊を分けて南下と北上するつもりだったんですが僕の計画がぁ~」
「ハハハ…それでも50万50万ですよ…そんな大軍操れるはずがないですよ…
戦国時代でも両軍合わせて30万人くらいが最大です…そして言葉も通じないんじゃ 無理です…」
中田「でも人手が足りません…1年は無理です…副総理のせいで…」
副総理「なんて 生意気なヤツだ…とても議員1年生が発する言葉とは思えん…」
「ふぅ〜本当は1年で やりきってほしいところですが仕方ないですね…国内の外国人失踪者の方は どうですか?」
番場「今 ボランティア NPO法人が呼びかけ捜索しています…すでに保護されてる中で農地開拓希望者は100人ほどかと…」
「全然足りませんね…すぐ入国してもらえる数は どれくらいですか?」
副総理「すぐだとアジアから五万人ほどだ…諸々 手続きがある…移動もあるからな」
「移動は船でも飛行機でも いいでしょう…今 外国人観光客は月300万人ほど いるんですから移動は可能ですよね?」
副総理「それだけ来るから移動手段が足りないんだよ!
今 外国人観光客が国内で お金を使ってくれてるインバウンド効果で なんとかYEN安が160〜170YENで踏み止まっているんだ…それがなければ200〜250YENでも おかしくない…観光客を制限してまで急ぐべきか考えろ バカどもが」
「これ以上のYEN安は駄目です…国民の8〜9割が今だにYEN資産しか 持っていない…インフレに1番弱いのが現金 自国通貨なのを理解出来てないんです…
ゴールド 他国通貨 か最低限 株か不動産を持ってないと耐えられないです」
副総理「お前が 好き勝手 学校で話すから
大臣と中央銀行が バタバタしてるんだよ…他国通貨と他国の株を買えと言えば
自国通貨が海外に流出してYEN安が進む…最悪 ト◯コ アルゼ◯チ◯みたいに自国通貨の価値がなくなる可能性もある…せめて自国の株を勧めろバカが!」
「くっ…ヒドい…私は為替とゴールドを買えと言いましたが外国の株を買えとは言ってないですよ~
そもそも この国の平均株価が3〜4万YENなんて安すぎるんです…
これから先5万10万30万と上がって行く可能性の方が下落するより遥かに可能性が高いんですから株は自国で大丈夫です…
大国の株価が1番上がっていると皆 勘違いしてるかもしれませんが 最も上がってるのはト◯コなどの自国通貨が大きく下落した
国の株価ですからね…我々は こうならない様に経済成長しながら株価を今後上げないといけません…」
副総理「分かってるなら それを話してくれれば まだ大臣達は楽だっただろう…」
「いや…そんな他国を敵にまわす様な発言出来ないでしょ…
株高YEN高も難しいから どの道
皆さんは私の発言フォローするしかなかった…えっ…もしかして僕の責任なの?」
副総理「だから遅れている…」
中田「いや…2人の責任です」
副総理「コイツ 性格悪くないか…」
「確かに…」
一同うなずく
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