今からとても怖い話をします【実話】
呂兎来 弥欷助(呂彪 弥欷助)
本編【全五話】
まさかの『こんなこと』(実話です)
これは、私がとある試験の前夜に体験した話です。
先に記載しておきます。
これから話すことは心霊現象にまつわる内容ではありません。
さて、想像してみてください。
何かを書く人、描く人にとって、一番怖いことは何だと思いますか?
では、想像してみてください。
あなたは何かを書く、描いている人だとします。
そしてあなたは、明日試験を受けます。
しかもその試験は、知ったときにはすでに一ヶ月もなく、新たなジャンルのもので『もうやるしかない!』と休みの度に勉強に時間を費やしてきたものだとします。
夕飯も食べ、時間は夜の十時。昼間にもちょっとした事件もあったから、しっかりと勉強しておきたいという心持ちでPCに電源を入れました。
そのとき、違和感を覚えます。
はい、外付けHDDです。
はい!
どうでしょうか。
嫌な予感しかしませんね?
そうです。
こんな『怖い話』をします。
さて。
この外付けHDDには、大好きな音楽たちや十年以上前に記念で撮影したフォトウエディング、これまで描いてきたイラスト、かれこれ二十年くらい書いてきた長編小説のあれこれや、頂いたイラストなどなど、これまでのすべてが入っています。
そのHDDが……違和感です。
ええ、気が気ではないのでファイルを開いてみようとクリックしてみました。
こういうとき、PCって何て無情なのかなと思います。
『参照できません』
まぁ、目を疑いますよね。え? って。
もう私も通常稼働できないので、何度も試します。そうして気づくのです。
「電源が入っていない」
と。
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