魔石使いの過ち
たつの落とし子
プロローグ
僕は魔法が使えない。けれども誰よりも魔法に憧れている。
魔法を使ってみんなの役に立ちたいとか、自分の夢を叶えたいとか、そんなことは考えていない。
ただ手の届かない所にある『魔法』は酷く輝いて見えて、魔法と聞くだけで何か焦燥に駆られるような、手にしなければならないという義務感に苛まれる。
魔法を使いたいと願いながら難しい魔導書も読んだ。
魔石を使って魔法の真似事も沢山した。
それでもなお掴めないその輝きは、残酷に僕を昏く照らし続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます