第3話レ○プしたい。

セックスしたい。

俺は今まで性交渉というのを妻としかした事なかった。もっと俺は他の女とセックスしたい。

俺という一人称が邪魔しているのだろうか?そんなことはないだろう。俺は誰もが認めるイケメンなのだから。だが歳もくっていることだ。

レイプするか。

俺のチンポさえ持っていれば女も気持ち良くなってWin-Winだろ。女遊びをさせてくれなかった妻のせいだ。俺は何も悪くない。全ては病気のせいだ。

活気ずいた俺は外へと歩んだ

俺は今日元々路上ミュージシャン的なことをする予定だったのでギターを持ち歩き駅へと向かう。

駅には定時帰りのリーマン達で行く溢れていた。俺の時代には残業が当たり前だったというのに。大変腹立たしい。

俺は駅の端でギターを取り出し路上ミュージシャンのようになりきる。誰が邪魔しようとしても俺には関係ない。俺のしたいことなのだから。

人は一人も寄り付かない。寄りつきたくないのだろう。確かに駅の端で中年がギター持って路上ライブしてるのなんて怖すぎて誰も寄り付かないのも納得がいく。

二曲目を弾いている時だった。ある女が俺を興味ありげに覗いてるくる。だがあれは俺の演奏を聞いてるのではなく顔を伺っている。

なんだ…誘っているのか…?

女はどんどんと俺の方に近づきついに俺の5メートル以内に入った。俺は集中を切らさないように演奏に全神経を注ぐ。だが努力虚しく演奏は乱れ続ける。もう我慢の限界だ。

「レイプさせてください」

女は俺に発言に驚愕していた。顔は普通。喪女ではなさそうだが特段モテそうなわけでもない。

「な、何言ってるんですか…?」

女は俺を心配するような声色で聞いてくる。

俺は真面目だというのに。

「レイプって許可取ったらもうそれはレイプじゃありませんよ」

微笑みながら声を出す。いくつかの重荷がなくなったように。

「そ、そうですよね…」

二人の間で沈黙が流れる。俺もなんで肯定しているんだ?

脱糞戦士として俺は名を轟かせた男だ…やるしかない…

「我が名は脱糞戦士!!!レイプをさせたまえ!!!!」

「…!?」

少し考えたようなそぶりをしこちらを凝視する。探していたようなものを見つけたように。

「あ、あの…」

女が発言すると同時にホイッスルの音が聞こえる。

警察がきた。

「そこの男の人〜!」

俺は颯爽とその場を去る。

実に残念だ。私がレイプしてやると言ったのに。

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