輪廻を拒否して

今尾域瑠

第1話

 ろくでもない人生だった・・・。

 人の道から大きく外れた事は無いが、思い返せば、あの子には悪い事したなぁとか、もっと親孝行出来たのにと後悔する事ばかり。


 なんて腹を刺されて痛みや恐怖を感じつつも、漠然と自分がこれから死んでいくんだと、なんだか他人事の様にしか感じない。


 目の前に居る、ある意味頭のオカシイ女、コイツだけは不幸のどん底に落ちて欲しいと思いながら意識が途絶えた・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る