推しと私と他と

美華

第1話Prolog

たぶん、ほとんどの人には「推し」がいると思う。アイドルとか、アニメキャラ、あるいは友人を推している人だっている。


そして私は推しがいて、推しを推すために生きていると言っても過言では無い。

歌い手の4人とアニメキャラだ。

この人たちがグッズを出す度にどれを買おうか悩んで結局悩んだもの全て買ってしまうのが現実で次のグッズを買う時にお金に困ってしまうのも悩みである。


毎朝学校に行く前に推しの声を聞いてやる気を出して家に帰ったら推しの曲やら漫画やらを見て宿題を頑張って。

そんな毎日を送っている。

部活はもちろん推しと同じ部活。

アニメキャラと同じ部活に入って最推しのキャラと同じポジションになるのが夢だ。


好きな曲は推しの曲。曲を聴いている最中に騒がれたり、喋られたりするととても嫌な気分になる。それに対して怒るとこっちが悪いのと逆ギレされて自分が悪いのかととても疑問に思う。


そしてこの物語は、












私の楽しみを奪うなよ。邪魔をするなよ。自分の生きたいように生きさせろよ。

そう願うばかりの人生に変わってしまう話である

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