本作は短編とのことで詳しい内容は割愛させていただきます。

簡単に纏めると、先輩と後輩の関係。普通ならばそれ以上の関係性はないはずですけれど、二人には共通する過去があり、現在も接点を有しています。
まあそれで、互いの思惑に齟齬を来すといった内容なのですが、感情の機微が細かく描写されておりますので、読者はストーリーに没頭することができます。
文章もまた的確であり、物語を追うのに支障などありません。寧ろ、美しい描写がより深みを与えております。

結末はご自身でお確かめください。
短くも考えさせられるストーリーを是非ご体験ください。

お勧めの作品です。