The more it changes, the more it remains the same thing.

改めて俯瞰してみればこの方の「怒り」は「疑問」だったのかもしれない。


現時点での近影はモノクロームであり、期間限定であったが本アルバムを演奏する映像も配信されていた。美しい、雨や光が降り注ぐ端麗なvisualrism。


また、この方がご協力されたという美術展は世界各地の「サンプル音」に、目紛しく映し出される文字列で構成された五感を情報で埋め尽くすモダンな世界。とても退廃的で美しい姿を見せてくれる。


確かにこの方の主義主張に対して賛否両論はあるだろう。だが、その主義主張を受けてどのように反応するのかは、受け取り手の自由である。


ただ、この方の人への「祈り」とも未来への「願い」ともつかないこのアルバムを、だから、どこかで聞いてみてほしい。あなたの好きな場所、時間で。


この「余白」に「あなたの時間」を溶け込ませてほしい。どこであれ、いつであれ。


きっと、あなたの心象風景にこの「スケッチ」は、寄り添ってくれるから。

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