第16話  収束 3.

そんなにあたしに似ていたんだ、、、とすると、、


「その人って、、いまいるのかな?」


「おいおい、、いつのことだと?いまから28年後ぐらいだぞ?あ、、その母親はいるかもしれないけども、、」すっとぼけ・・・


  まあ現れることはないな、、、

  だってさあ、、あやのちゃん、それあなたのことだし。

  娘さんは麻衣って言っていたな。茶虎のまいちゃんか、、

てっきり○乃になるかと思いきや、、


「まあこのかなり世界ちがうからなぁ~21世紀にならないと出来ていない道があったり、計画で終わった成田新幹線とか、南樺太日本領とかさもうね、、、意味がわからない・・けど、流れはあんまかわらんのよね、、1月に昭和天皇が崩御し平成になったし、、数年後には、、、だよね?淑子ちゃん?」


どう答えればいいのかしら、、、まあ・・・あわせとこ。


「うん」 こくり、、


ながれ??


「丸山くん、その羽根田伸二くんは和田山にはどのぐらいいたの? 」


「そうだねえ、、3日ぐらいかな? なんかね、、無性に恵にあいたくなってね、、

あやのちゃんに似た民宿の人に別れを告げて大阪行きの特急に乗って姫路まででて、明石のアパートにもどったんだよ、、」




出張所にはよらずに魚住駅からたこバスで県住明石清水まで来て、そこから徒歩でアパートに戻ったけど、あるえ?なんか中から音がするし・・・


おそるおそるカギをあけドアをあけると、、


「恵?」


「しんじくん! しんじくんだぁ!しんぱいしたんだからさあぁ~ そんなところにたってないで!」


アパートにはいると、、

恵が泣き出し、


「しんじくん、、、どこいっていたのよ、、、夫婦でしょ!それに、もう40年ぐらいのつきあいになるじゃんか!ちゃんとはなしてくれたっていいじゃんよぉ~人の気持ち・・かんがえてよね!」


「恵、、その・・ごめん」


「ごめんじゃないよぉ~しんじくんはさあ、、いつだってこうなんだからさぁ~ さくらも陽子ちゃんも高橋くんもみんな心配していたんだよ!」


さくらさんや陽子ちゃんはわかるが、、高橋ってあの高橋洋介議員かよ、、あ。。あああれですね、、あの和文通信、、

もしかしたら、、青木先輩聞いていたかな・・最近やっていないからさあ、、

今度あったらなんて言われるかな、、


あとで知ったことだけども、、厚木の総務にアマ無線やっているのがいて、相模川河川敷にて釣り竿アンテナだしていたらその電信が聞こえたそうな、、そいつは和文わからんかったから内容は・・なんだけども、、ということがあってな。。


「ごめん、、恵」


「もう!だからさあ、、ごめんじゃないよっ!しんじくん、、そこに座りなさい!正座!」


そういうわれ正座し、、


「マレーシアの時と同じように帰任願いと退職願かいて!もう・・しんじくんが傷つくのもういやだから、、」


それもいいかもしれない、、、


まあ・・今回の件、始末書ぐらいじゃあすまされんだろうし・・


よくて降格、最悪解雇処分、、か。


まあ、、望月恭子さんに相談するのもいいかな?


とにかく、、椋毛さんには電話入れておこうか。。


自分のスマホの電源入れて 


 うっわわわぁ~メールの着信があああ~~~


椋毛さんの携帯に電話をし、、


”羽根田さんごぶじでしたかああああ~~むくちゃんはしんぱいしたんですよぉお~恵さんもいっしょですか、、はあ、、え、、業務ですか。。まあ、、混乱はしていますけどね、


ゑ? 帰任願いと退職願いだすって!あした! ちょ、、、支店長にかわります!”


支店長がでて


”帰任の件はわかったが、退職の件は、、、とっとにかく一度話をしよう、、

今週は休んでいいから、来週月曜日に来て欲しい”


という話になった。


「しんじくん、、こちいちゃん、、」


「かなしいよね、、恵からその話聞いてなにかが壊れた?割れた?感じがしたんだ、、こちいちゃんのお葬式、、埋葬行きたかったけど、、、あの家にはマレーシアから帰ってきてさなんか居場所がなくてさぁ、、あさみおねえちゃん、、あの人は実業家と結婚して・・最近きかないけどさあ、、それでさまよっていたし・・和田山、、姫路から行くんだけどそこに数日間いたときだけど。。綾乃ちゃんおぼえているでしょ?

綾乃ちゃん和田山の民宿に嫁いでいたんだよ、、、あんまりにも似ている女の子がいたんで話したら違うけどうち民宿やっているんで、、ってそこに泊まったら綾乃ちゃんの、、、わかんないもんだね、、綾乃ちゃんに諭されて帰ることにしたんだよ、、綾乃ちゃんにあえなかったらわかんなかったよ・・」


うそっ!綾乃ちゃんにあえたのっ!

ってあえなかったら、、って・・


「綾乃ちゃんに会えたんだ、、よかったじゃん、、しんじくん、、もうどこにもいかないで。。居場所あるよぉ、、そんなこと言わないでちょうだいな、、ね、、来週月曜日に会社に出るんでしょ?あしたおうち帰ろう、、こちいちゃんのお墓、、真理ちゃんもまっているから・・ね、、」


「メグちゃん、、やさしくして・・」



 なんか懐かしい気がするのよねここって・・・どういっていいのかなぁ~

 来たこと、、いえ、、住んでいたような?

もんだいは、、、このしんじだよ。。

「ほお~ しんじはやっぱり、、いまでも恵さん、、メグちゃんらぶなの??」


「しんじのおねえちゃんはあたしだから、、めぐみおねえちゃんだとおもってあまえてもいいのよ」


「あけみちゃん、いいかげんそこからはなれなさいっ!あなたのめぐみおねえちゃんとしんじがいう恵さんとはちがーう!ねえしんじちゃん?」


ううう、、児嶋さん、、なにわらってんのよぉ~~



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る