第14話 収束 1.

「あ、もしもし理香ちゃん?羽根田の居場所がわかったよ生きている・・」


"そうよかった!うん恵さんの番号はしっているよぉ~で、どの辺にいるって??


みまさか?どこ・・・岡山なの?うんわかった、、恵さんに連絡するけどさあ、、軽はずみな行動はしないようにいっておくね"


さてこれでよしと、、


あとは・・・ここにいる支持者たちおっさんたちのお相手だ、、


自分なんてほんと若手ですよ若手だし!



失踪7日目


牧田精機厚木製作所 総務


さいきん毎日が慌ただしい、、

その理由は・・・明石でおきたとある事件よ。

あの羽根田さんが失踪したことについてだよ、、

よく耐えているなぁ~って厚木総務でも話はでていたし、おなじ千石の陽子ちゃんからも電話くるし。。


あ、厚木総務の加藤めぐみです。旧姓は山口です、、お友達の熊坂由香ちゃんはすごく前に退職してますが、たまに会っていますよ。


ながいんで、、生き字引とか言われているけどまじでほっといてほしいの。


今度〆るか、、


ちなみにあたしの旦那さんは5歳年下でして、羽根田さんの後輩にあたるのよ。

羽根田さん同様に"名誉大卒"でいま製造管理にいるけども、組立でそうとういじめられたのよね、、羽根田さんに助けられていたけど。


「加藤さん、2番 上田の宮坂さんからです!」


 は~いありがとう!


「もしもしお電話かわりました加藤です、、、はい?見つかった!ほんとなんですか?

、、正確には生存が確認されたと? どこ情報で??」


宮坂さんの話では、


昨日日曜日に羽根田さんのお友達である高橋県会議員が趣味のアマチュア無線やっていて、交信できたと。

で、とにかくなにもかも嫌になっているが死ぬ気はないという。


 まあ。。無線出来ていればねえ、、


まだしばらく帰る気はない


 ですよねぇ~


「それ、奥さんの恵さんしっているんですか?」


"知っている、、その県会議員の奥さんから連絡がいったそうよ。そんで第一報がこっちにきたわけよ。陽子ちゃんも知っているけど、、そのぶんだと・・めぐみちゃん、陽子ちゃんからきていなさそうね?”


陽子ちゃんよ、、、千石なのにぃ~


「で、上には言っていいわけ?」


”いいともぉ~ 陽子ちゃんすでに全速力で世田谷に進軍中では? ではまた じゃあね!”


あ~もうね、、おうち帰りたいし、、


とるるるるぅ うげ、、部長殿の内線じゃんか、、


「加藤さん、、いまあいてる??」


そう呼ばれ、総務の打ち合わせ場所にいき


「加藤さん、、その話はこちらでもつかんでるというか、、、今朝方"あるお方"から連絡があってね」


陽子ちゃんよ、、、めぐみさんはなんなん??

千石だからしょうがないとはいえ。。


「はあ、、だいたいだれだかわかりますが、、部長もたしか千石の血筋でしたよね?」

「いやいや、君と違って血縁じゃないよ 


ここからは独り言で他言無用、、、


近々、大きな人事が発表される かもしれない いやおそらく、、定期的なものだけども実はそうじゃないかもしれないしそうかもしれない、、まあ明日から生活レベルがかわるぐらい、、かもしらないしどうだかわからない 


とだけ言っておこう。 あと、、うちの孫が猫欲しいって言うので陽子ちゃんにたのんでくれないかな?」


 たぶんこの人が言っていることはほんとうだとおもうの、、千石ならそうするし

 というか、、自分で陽子ちゃんにいえばいいのに。。猫欲しいって。



 山陰本線和田山駅


やっと和田山についたよ、、いやいや遠い。。途中、城崎温泉で降りようかとおもったけども。。


あれ?どっかで見たことあるひと、、だよな。。。

身長が約150センチあるかないか、、童顔でロングヘアー、、

田部井綾乃??

まさか、、綾乃ちゃんがこんなところにいるはず、、



「しんじ、、、修学旅行の時に和田山がどうのって言っていたのって?」


うん


「まあ、声かけたんだけどね、、結局の所綾乃ちゃんじゃなかったんだよね。地元の人だったよ民宿やっているって言うのでそこに泊まることにしたし。そこの娘さんで、、、、まだ20代前半?だったかと」


あやのちゃんに言っていいのかな、、、ほんとうのこと・・

綾乃ちゃんがどういうわけか佐藤あさみさんの親戚筋に預けられ、そしてこの地で。。

その娘さんだし。

似ているに決まっているよ。


ここであったことは話さないでおこう。。




「おじゃましま~す 四、五日おじゃまさせていただきたいんですけどぉ~」

というと、

「あ~いま母よんできますねぇ~ おかあさあ~ん!おきゃくさんだよぉ~」

こっちの方の言葉ではなく、くせのない関東の言葉だった。


とその母親、,身長は150cmちょいぐらいで肩ぐらいまでの黒髪ロングボブ、、

どことなく幼さがのこる顔立ち、、ん?


「いらっしゃいませぇ~ ようこそ、。。。。え?しんじくん??」


ゑ?ちょっとまて!まさかとはおもうが、、

「、、、綾乃ちゃん?田部井綾乃ちゃんだよね?」


「そおだよ、、羽根田伸二くん、、、いまは吉野綾乃です。わたしを助けてくれたよね」


え?なんのこと??

あ・・・あれか、、あのときあさみおねえちゃんが言っていた。。。


でも、、


じぶんは存在していない じぶんはしらない 


ということで、綾乃と"おだじょ"の名誉を守ったわけだ。

すでに"おだじょ"自体は消滅しているのだが、、その同窓会はまだ存在している。


ということで・・綾乃ちゃんと奇妙な再会をしたのだが、ここにしばらくいていろいろ整理してみようと思う。


*なろうからの変更点です。

綾乃と和田山で再会しています。

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