第15話 カオス
「よろしくね。ブラック・ナカちゃん。ミンホハバデカイカノジョホハバチイサイ」
「え〜ミンちゃん彼女いるの?脱出して今冒険してんの?」
「チガウヨ。ミンの腕力で探しているんだよ」
澄んだ瞳で答えるミン。
一斎興味がなさそうに「ふーん」と言うナカ。
「カノジョは魔法ツカエル。人々を笑顔にしたり病気ナオシタリ。スゴカッタ。白髪のウツクシイ女性にアコガレていた。」
胴体を擦りながらあくびをするナッカナカー。
靴を脱いだり履いたりするナッカナカー。
「精神の核トカ顔トカ性格全部にあこがれていたみたい…」
「へー。アタシが探している人と似てるんだね。オマエを挟んでやろうか」
「オォ!バッタリナッカナカーと鉢合わせ!!」
「棚にされたいの?」
「ソレは擦レルネ」
ナカは呆れたみたいにため息をつく。
「そういえば、ミンちゃんって無職なの?それとも休暇とってんの?」
「ミン、顧問の先生ダイスキ」
「そんなことは聞いてねぇ。歯磨け」
「襲われないヨ。タムちゃんにアイタイ」
その時鼓膜が破れそうになるほどの爆発音が流れる。それから爆風も。
辺りに煙が立ち込める。
ナカが銃を撃つ。
どぅんみはリュックを掘る。
煙は濃くなっていく。
「リュックの中に缶がない!!!!」
そんなことを言っていると、ミンがどこかで聞いたことのある曲が流れてきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます