第4話 羊の話

「なんかここ和むべ〜」

ブツブツニシニシの集い。しばらくしてキャトンペェの気持ちも和らぐ。

ニシニシ達はミンの嗅覚を頼りに進んでいく。羊は専らボーっとしている。

「……ワシが神の化身ならヒメちゃんに嫌われることもなかったんかや」

ミンは驚く

「えっ!ヒメ女王とお知り合いなの…!?ちょっと座って話してよ!」


羊はあの日に基づいて話し始めた。



コユキは女王の召使だった。

そんなある日オタメシヒツジがやってきた。

「尻にじゃがいも付いてないの確認済みやねんけど〜気に食わへんわ〜」

コユキはオタメシヒツジに喧嘩を売る。

「あそこの浜辺まで競うでぇ!」


するとオタメシヒツジはコスをした!

自分の足を割いて4本にした。弓道の弓のように速く進むアイツ。

アイツは羊会の瞬足頭『羊山ビュンビュン』だった。

「あんな技が使えるなんてワシ知らんべ!コスやでコス!ワシもあの技欲しい〜」

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