応援コメント

その十」への応援コメント

  • 淡々と進んでいって、最終話で一気に胸がぎゅっとなるような盛り上がりを感じました。
    何もかもが丁寧に描かれていているからかもしれません。

    残念ながら私は囲碁に明るくないのですが、このお話はとても好きです。
    良いお話を拝読できてよかったです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    最後のシーンが書きたくてできたお話だったのでそのように言っていただけて嬉しいです。
    私の作風はあまり事件は起こらず日常の積み重ねみたいなものが多いので書いてるときは「これは面白いのかなぁ」と思いながらだったのですが、わりと好評だったのでホッとしています。
    囲碁は知らなくてもわかるように心掛けていたのでよかったです。
    ありがとうございました。

  • おはようございます。

    Xで時々お見かけしていて、こちらの物語が気になって読ませて頂きました。
    はがきと盤上の向こうに、知り得なかった祖父と、出会ったことのない二人の人柄を滲ませていく様子がリアルで、読後はどこか胸の内が凪いだような気分でした。
    とても素敵な物語でした。
    読ませて頂き、ありがとうございました。

    作者からの返信

    幸まるさま
    お読みいただきましてありがとうございます。
    しかもXから来ていただいたなんて、ほそぼそとでも宣伝してて良かった!
    ちょっと変わった囲碁の話ではあるのですが、挙げていただいたような直接は知らないのだけど知っている空気感をだしたかったのです。
    一気にお読みいただき、コメントまで、ありがとうございました。

  • 流れるような文章。思わず一気読みしてしまいました。気持ちよかったです。
    140字のほうを先に読もうと思っていたのですが、文章をより楽しめるという意味で、こっちが先で良かったなと思っています。

    郵便碁という題材に、静かに話が展開されるのがなんとも雅でした。葉書や手紙が好きという、個人的な嗜好によるかもしれません。

    安直な書き手なら美咲さんをヒロインにするんてしょうけど、結局会わず仕舞い。ほどよい距離感も個人的には良かったですね。一万字縛りがなければここらへんも違ったんでしょうか。

    作者からの返信

    中辛バーバリアン様
    お読みいただきましてありがとうございます。
    しかも一気読み!
    とても嬉しいです。

    140字は普段の作風とは少し異なるかもなので、こういった短編が普段の作風になります。
    郵便碁は私自身も経験は無いのですが、相当な時間がかかることは想像できたのでゆったりした時間の流れを日常の中に作りたかったのです。
    もう少し長い字数になると、おそらくは大筋は変えずに、各キャラクターの日常をもっと深掘りすることになると思います。
    コメントありがとうございました!



  • 編集済

    はじめまして。郵便碁というものが興味深く、淡々とした筆致と最後、結局は相手と会わない距離感が良かったです。面白かったです。

    作者からの返信

    いとなおさま
    お読みいただきましてありがとうございます。
    囲碁の中でもちょっとめずらしい題材なのですが、最後までお付き合いいただき感謝でございます。
    こういうきっかけで出会って、というのも面白い展開だと思うのですが、現実ってこんな感じかなぁと思い、会わない方向でお話を構成しました。
    私らしい物語になったと思うので、コメント頂けてとても嬉しいです。
    ありがとうございました。

  • 読了。ふうむ。

    郵便碁という題材、互いに相手が入れ替わるという着眼点はとてもよいと思うのですが、それがドラマにまでなっていない印象。一言で言うと、盛り上げにかけると感じました。

    雰囲気重視の作風は承知しているので、劇的なドラマとかは求めませんが、何かしらもう少し山場が欲しかった、物足りなかったという気持ちが残ったというのが正直なところです。

    棋譜を通しての祖父との語らいの部分が、例えば「美晴に劣勢が続き
    悩んだ末、いちから勝負を振り返ろうと棋譜を確かめる」的な展開なら、もう一山感が出た。かもしれません。

    物足りなさのもう一つの理由は、途中で仕掛けられていた「郵便碁と現実の時間の流れの違い」が、最後に触れられなかったことですかね。ここは決着後に触れておいた方がしんみり感が増した気がします。卒業前の準備とか、葉月との関係の変化とか。碁の穏やかさと対比させるなら、ここら辺にもう一波乱加えてもよかったかも。葉月とケンカして、仲直りするとか。まあ小波乱ですが。

    文章表現は過不足なし。
    内容は長さのわりにあっさりすぎ。もうひと塩欲しい。
    ……というのが私の感想です。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきましてありがとうございます。
    しかも、各話にコメントいただいたのではないでしょうか。ありがたや!

    少し山場が足りないという評価、ありがたく頂戴します。
    もともとのプロットでは、葉月は実は名前すらない彼女というだけのモブだったのですが、現実との違いを出すために昇格したんですよね。ですので、ご指摘の現実とのギャップの部分のポイントは9話に設定していたつもりでした。ただ、10話が思ったより長くなりましたので、バランスが悪くなったのかも?今はそのように感じています。(あとで変わるかもですが)

    メリハリや山場のような面では、おそらく現実に山が全く無かったことが大きいのかな。あと囲碁でももう少し山があったほうが良かったのかもと今は感じます。
    分量的に少し厳しかったのも事実ですが、読み返すと確かに淡々としているので。
    まあ雰囲気は重視していますが、あくまで壊したくないだけで、雰囲気優先ではないので、ご意見、ご尤もかと。
    父母とかももっとでても良いかもだし。勉強になります。ありがとうございました。

  • 終わってみれば、まるでダブルスのスポーツを終えた選手たちを見るような、爽やかさと静かな熱さに満ちた読後感。

    同じ土俵で戦う者たち同士にしかわからない、言葉よりもずっと雄弁な心のやり取りが、そこに確かに存在したのだろうと感じられました。

    棋譜を引き継ぐことで、優吾さんは我知らず祖父の弔いをしていたように感じます。最後の呼びかけが温かく、優しく空へ吸い込まれていく様子を思い浮かべました。

    じんわりと心に沁み込んで胸をぽかぽかさせてくれる、素敵なお話でした。ゆったりとした時の流れにも人の繋がりが存在することを確認させていただけたようで、そういうところもホッとします。
    面白かったです^^

    作者からの返信

    こよみさん
    最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
    ダブルス。なるほど、確かにそんな雰囲気があるのかも知れませんね。4人で一つの対局を共有している様子は。着手のたびにこの碁に向き合っていくことになるので、それだけ濃密な時間になるだろうな、と思って、あのこのような最終話にしてみました。

    人との関係って、濃密な時期もあれば希薄になっていくこともあるのですが、繋がっているということがとても素敵なことだと思うのですよね。

    今回はかなり書き手の好みに振り切って書いたので、客観的に見てどうなんだろうとドキドキしていたのですが、面白かったと言っていただけてホッとしています。

    ありがとうございました。


  • 穏やかに打ち終えたのを見届けられてほっとしました。
    おじいちゃん達も草葉の陰で見守っていたことでしょう。
    冬に似合う心が温まる作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    少し好みに振り切って書いたので、心が温まるとは嬉しいお言葉です。
    ゆったりと、しかしそれなりの密度でじいちゃんとも話せたのだと思うのです。
    ありがとうございました。

  • 対局を引き継ぐことによって、今まで知らなかった祖父ともう一度巡り合う。こういう家族ドラマの形もあるのだな、ととてもあたたかい気持ちになりました。
    僕はチェスぐらいしか分かりませんが、なんというか性格が出ますね。きっと碁も思考回路や人柄が表れるでしょう。
    ゆっくりとした葉書のやり取り、ゆっくりとした時間に人間味を感じる物語でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

    柊さん
    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    また素敵なレビューまでいただきまして、重ねてお礼申し上げます。
    「ひとの温度」とはまた素敵な言葉ですね。日常的な生活の中のドラマを書きたいと思っているので、このような感想をいただけるのはとても嬉しいです。
    特に最近は時間の使い方とか、スピードを求められることが多いのですが、そういう生活の中にも、こんな一面があってもいいなと思うのです。
    ありがとうございました。


  • 編集済

    うーんっ、余韻のある幕引き。万感の想いを、と言うにはまだまだ何か有りそうな。
    でも最後の「負けました」に至る碁盤の上の4人のやり取り、積み重ね。
    故人に思いを馳せる部分も含めて、清々しくも感じました。

    面白かったです。ありがとうございました!

    作者からの返信

    @hikagenekoさん
    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    囲碁とはがきを通じての交流ですが、祖父のことにも触れていただき嬉しいです。まさにそれが書きたかったので。
    ありがとうございました。

  • お疲れさまでした。
    将棋はさすんですが、碁は分からないので新鮮でした。
    もう少し年老いたらチャレンジしてみようかと思いました。

    作者からの返信

    十三岡さん
    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    なんとか無事に完結できました^^
    また、素敵なレビューまで、重ねて感謝を。

    将棋指すんですね。私も興味はあって、アプリを入れてみたりはしたのですが、戦型とかがなかなか頭に入らなくて。
    レビューに書いていただいていましたが、このゆっくりとした時間の使い方が日常と違って面白いかなと思っていたので、とても嬉しいお言葉です。

    ありがとうございました。



  • 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。久しく触れていなかった落ち着いた物語、その清々しい空気感を楽しみ、作中の僕、彼の語りがとても心地よい素晴らしい時間でした。この様な物語をお書き頂き、ありがとうございます。勉強にもなりました。心より感謝申し上げます(^ ^)

    作者からの返信

    福山さん
    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    私の好みに振り切って書いたものだったので、皆さんに読んで、楽しんでいただけてこれ以上の喜びはありません。
    また、コメントも沢山いただきまして、重ねて感謝を。
    1話公開時からから書き上げていたものでしたが、福山さんのコメントを読んで、もっと皆さんに喜んでもらえるようにしなければ、と思い、推敲を重ねることができました。
    ありがとうございました。

  • 余韻を感じるラスト。
    囲碁はさっぱりわからないのですが、
    はがきでのやりとりが穏やかな時間と空気、それぞれのキャラクターの性格などをあらわしていて引き込まれました。
    素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)

    作者からの返信

    香坂さん
    最後までお読みいただきありがとうございます。
    囲碁は分かる人も少ないので、知らなくても読めるようにとは意識しているのですが、今回はガッツリ囲碁のモチーフだったのでちょっと心配していました。

    思ったよりも、皆さんが空気感を読み取っていただいていてとてもありがたいのです。
    はがきのやり取りって、ちょっと良いですよね。
    香坂さんの「この距離のはかりかた」も少し時代設定が古くて、心地よさを感じていたので、少し参考にさせていただいていました。
    ありがとうございました。

  • 将棋のことはわからないのですが、はがきでの人との繋がりがとても素敵で毎回楽しみにしていました。
    はがき、ゆったりとした時間、故人との距離感、とってもとっても良かったです。
    (*^^*)
    読み終わった後に心がじんわりとあたたかくなりました。
    ありがとうございます!(*´∀人)

    作者からの返信

    海空さん
    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    素敵なレビューまで。

    書いていただいていた、距離感やアナログの時間間隔って最近忘れてるなあと思ったのですよね。
    昔は普通に友達の家電に電話してたりとか。
    「〇〇さんいますか」とかなにげに人との繋がりがあって今考えると良いなあと。
    読後感が良かったようで、何よりです。
    ありがとうございました。

  • 完結、お疲れ様でした。
    終章まで読ませていただき、ただいますっきりとした余韻に浸っております。
    また郵便碁を通じてのこのゆったりとした物語に一杯の温かなスープをいただいたような和みを与えていただきました。
    素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。

    作者からの返信

    最後までお付き合いいただきありがとうございました。
    大きな事件もなくゆったりとした物語でしたが、温かいスープのような和みと、素敵なお言葉をいただき嬉しいです。
    はがきのやり取り独特の緩やかさが出せていたのであれば嬉しいです。
    ありがとうございました。