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  • 第6話 いってきますへの応援コメント

    短い中に色々な要素が含まれている素晴らしい作品でした。

    作者からの返信

    しきさん、初めまして! この作品に目を留めてくださってありがとうございます。
    近未来を舞台に、1万字以内で少年少女の変化を描くということは大変でしたが、そう言ってもらえて嬉しいです。素敵なレビューもありがとうございました!

  • 第6話 いってきますへの応援コメント

    技術が進歩して、バーチャルに軸が移った世界でも、そうでないときと変わらないものはあるのだろうな、と思いました。
    過保護な母親にうんざりしつつ、言いなりになっている考新くんが、初めて話す同級生の紗々楽さんとの会話から、家出を決意する流れが、とてもリアルな感覚で迫ってきました。逃げ場のない場所で常に見られている閉塞感と、家出という言葉の突拍子のなさと、できない理由がなくなっていくテンポの良さと、そのままの勢いで家出をすることになって、その時点で何かから解放されるような、そんな気持ちになりました。
    過保護が過ぎることにも理由があって、だからこそずっと反抗してこなくて、だけどそのままではいられなくて。という状況が切なかったです。
    墓参りをして、帰ってきただけ。それでもそれは確かに家出だったし、考新くんにとってはとても大きくて大事な一歩だったのだなと思います。そしてお母さんにとっても。
    いってきます、いってらっしゃい、ただいま、おかえり、という言葉の重さのようなものを感じました。
    紗々楽さんにも、いつかその時が来たらいいなと思います。
    切なくも暖かい、素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    未来は現在からの延長線上にあるものですからね……! 確かに変わるものと、不変なものはあるのではないかなと思います。
    ありがとうございます~! 事情を説明してからのこの家出までのスピード感、その場の勢いでもうやりきっちゃったみたいな衝動性を書きたかったので、拾ってもらえて嬉しいです!
    ただ、そうなんですよね。過保護の理由も分かっているからこそ抜け出せなくて、でも今回紗々楽ちゃんから手を伸ばされて、勇気を出して抜け出しました。それでちゃんと現実と対峙して、帰る必要があったのだと思います。考新くんからお母さんへの言葉は、現実と対峙したからこそ、言えた言葉なのだと思います。
    その挨拶の言葉たちは、意識をして入れた言葉なので、拾てくださって嬉しいです! いってきます/いってらっしゃいは、貴方の無事を祈っているという言葉だと思っていて、おかえり/ただいまは、無事に帰って来てくれてありがとう、という言葉だと思っています。世の中には絶対はないので、祈ることしか出来ないけれど、だからこそ帰って来た時には、それを喜ぶのだと思います。
    紗々楽ちゃんにも、いつかその祈りの言葉がかけられたらいいなと私も思います。
    こちらこそ、私以上にこの作品のことを拾ってくださり、そして楽しんでくださったようで、とても嬉しかったです! ありがとうございました!🏠✨