エルメス公爵が問答無用で突撃してきたってなったときは、どう収拾するのか楽しみにしていたのですが、やはり公爵家。やりたいようにやりますねw
公爵(武門のトップ)自らボコボコにしたとなると、耳の良い貴族から先の二大公爵との対比で制裁をうけたなんて噂が立ちかねない。何なら部門の派閥を敵にしかねなかった。そこで娘と模擬戦(自身をかけた事実上の決闘)という流れにしたのは色々な方向への牽制を兼ねたうまい手だなぁと。娘が勝つとしても繋がりから自分が有利な形で展開できますし。
初動から明らかに出遅れているためワザと派手に貴族中の噂になるよう夜中の訪問。みな何事か!となる。実際エルメス公爵の内心は穏やかではなかっただろう。「お前らだけに良いオモイはさせん!俺にもカマせろ!」と。
ぶっちゃけ貴族って身も蓋もない言い方をあえてすると「建前社会」と思うんですよね。伝統・思想・文化・教養の共有。それによって権力を誇示する。お互いの歴史や格式を尊重しあい仲間とする。でもそれは極めて複雑なものが混ざり合い、正解を引くのもまた高い教養とセンスが求められる。その頂点に居続ける公爵が武門の人間だからといってただのイノシシなワケがないんですよね。
それがこれだけ強引な手を打ってきたということは、公爵なりにかなり焦っていたことが伺えます。主人公にそんなつもりはなくとも公爵二家との差は明らか。「それを追求せんからこれでよいな」と圧を掛けつつ終わってみれば良いおさまり。ただ実際問題として王家のメンツを思いっきり潰してますw まあだからこそ三大公爵家が手を組んだんでしょうね。
作者からの返信
エルメス様
初期の頃は「脳筋」キャラだったのですが
このあたりの話を
4章あたりから読み直すと
かなり意味深です。
この話好き😊
作者からの返信
ありがとうございます
そう言っていただけると、嬉しいです
剣道五段とはスゴイですね。
さて公爵家令嬢3人を独り占めしたら、当然ながら王家からイチャモンが入りそうですねw 降りかかる火の粉をどうやって回避するのか楽しみです。
作者からの返信
この後、驚愕の事実が!
編集済
戦国時代でも銃も弓もある又、槍もあり囲まれて仕舞えば剣術や剣道の技も効かない。馬上からの攻撃も厄介だ。あくまでも同一の条件下で一対一で通用する物です。戦国時代や幕末等の状態では通用しない。
特に幕末では重火器もあるので多くの人の命を一瞬で奪うことになりました。
あの北辰一刀流免許皆伝の坂本龍馬(拳銃も所持していた)も数には勝てず暗殺されています。
銃火器や数の前では如何ともし難いですね。
幕末の剣豪、千葉周作が創始した「北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)」の免許皆伝書を坂本龍馬が取得していたことを示す文書を、高知県立坂本龍馬記念館が初めて確認した。千葉一門の道場で剣術を学んだ龍馬は、後世の証言などから剣の達人だったとする説がある一方、剣術の皆伝書が現存しないため疑問視する説もあった。剣の達人だったことを裏付ける貴重な史料になりそうだ。
5段て普通に取れる段位じゃ無い筈なんですが・・・凄いですね。某運命で冬木の虎と同じ段位とか・・・
作者からの返信
大学生には厳しいですけど
大人になってからは意外とくれるんですよ
示現流に天然理心流に北辰一刀流ですか。
名前を聞くだけで心が踊ります(笑)
最初の構えは“示現流・蜻蛉の構え”ですかね。
“修羅の刻”また読みたくなってきた(笑)
それにしても、剣道五段とはすごいです。
作者からの返信
あっちこちに、作者の趣味を忍ばせてありますので
それを受け止めていただける読者様がいてくれて
とっても嬉しいです。
こうしてきょぬーへのゆめはたたれたのであった。
作者からの返信
すみません。
コメントを控えます (^_^;
本文も面白かったけど、剣道の話も面白かった。
作者からの返信
ありがとうございます!
作者の体験談に近いです。
道場破りが来ると試衛館もお玉が池に助っ人たのんだと燃えよ剣に
今後ノク版出たら読みたいです。
作者からの返信
ありがとうございます
ただ、この作品は、全年齢で行くと思います
元歴史オタ学生の設定が生きた回でした、剣道は同級生がやっていただけで詳細は知りませんが西洋ではレイピアでの対人戦想定の刀剣もあるので色々と想像させられます。
中世幕末の日本史は趣味の方が居られるので考証が大変そうですが。
作者からの返信
レイピアはあくまでも
「決闘用の細剣」です
戦場では実戦的ではないようです