第10話 孫の笑顔

 長男には3歳になる双子の息子と娘がいる。そう、私は2人のおばぁちゃんなのだ。

 久し振りに長男一家が遊びにきた。夫の心身のことは心の病みたいとだけ、伝えてある。

 孫達の顔を見たとたん、涙が溢れた。ばれないようにその場を取り繕ったが、私も心が疲れていることを悟った。

 いや、気づかない振りをしていただけだったのだ。夫がそんなに辛いならいっそ一緒に…

なんてことを考えることがあったのも事実だ。

 やっぱり孫達の笑顔を見ていたい!その為には少し私も力を抜かないといけないかな?

そんなことを孫に教えられた休日だった。

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る