Tatsuさんが主催されている企画に、こちらの作品URLがあったのでお邪魔いたしました。
（企画内容の文面から執筆に悩みを抱えてらっしゃるようで、同じく執筆する者として、何を悩んでらっしゃるのだろうと、気になりました。興味本位でお邪魔いたしました無礼、お許しください。
　この企画が読み合い企画ではないことは承知しておりますし、私は読み合いを苦手としております。また、私自身はアドバイス等を求めておりません）

最新話まで読んだ感触として、冒頭の雰囲気から、コロッと変わる「裏（？）の真実」が面白い作品だと思いました。
こう来るのであれば、少なくとも現在の最新話くらいからが、本領発揮なのかな、と。

「物語の予定も人物の背景も知らない方が読んでも伝わるかが気になる」とのこと――。

「背景」が「神の存在」のことを指すのだと仮定して――の感想ですが。
本領発揮（？）の「裏（？）の真実」＝神の登場まで、を一気読みできるような構成だといいな、と思いました。

ここまでの流れは「モブ視点の村の様子」→「主人公（だと思われる）レン登場」→「神登場」だと思います。

冒頭のモブ視点では、「１５歳になったら前世を思い出し、能力を授かる」という点を、わざとぼかしています。
しかし、初見の読者としては、「何かが隠されているのは分かるけれど、何がなんだかさっぱり」→「冒頭から分かりにくい話は、物語に入り込みにくい」と感じました。

そして、読者としての私が驚き、興味を持った部分は、「この世界では１５歳で目覚める」ことではなくて、「実は、神が裏で操作していた！」というところです。
（ファタジーの世界なら、「この世界では１５歳で目覚める」くらいのことはありそうだな、とすんなり受け入れました）

そのため、個人的な感想としては、無理に「１５歳で目覚める」を隠して話を進めるよりも、始めから明かしてしまったほうが分かりやすい物語になるのではないかと思いました。
驚きの点は「神の存在」で充分ではないかと。
レンは両親のイタズラ心から、ずっと知らなかったようなので、その設定のままでいくのなら、「前世を思い出して驚き、両親に教えてもらう」ところからスタートでもよいかもしれません。

物語の最初に出てきたキャラは、どうしても印象が強くなると思います。
その大事なポジションに、モブという、きちんと覚えなくてもよいキャラを据えるよりも、レンのほうがよいのではないか……と思います。（モブが語り手となって始まる物語も、たくさんありますが）

文章についても悩まれているそうですね。
（Xを拝見いたしました。なお、私もXのアカウントはありますが、現在、休止状態ですのでフォロー等はお気になさらず）

これは好みの問題が大きいので、なんともいえませんが。
強いていえば、丁寧に、正確に書こうとしすぎて、もたついた感じがするかもしれません。

例えば、冒頭の「住人100人程度の小さな村」。
「レンとダン」と名前を言っただけで誰のことか分かる「村」であれば、100人と明記しなくても小規模な村であることが分かるので、「住人100人程度」は要らないかもしれません。
特にここは冒頭で、情報を抑えたほうが読者に優しくなるのと、この時点で、村が大きいか小さいかは内容的に問題にならないので。必要ならばあとで書けばよいのではないかと。

逆に「レンとダン」が何者なのかは、早いうちに欲しい情報だと思いました。
喧嘩を止めなければいけない→大人なのか？
子供たちに囲まれている→え？　子供だったのか？
15歳で能力→いろいろ、納得。
曖昧に書かれていることも原因だと思いますが、冒頭なので、でいるだけ早く正確な状況を掴みたいと思いました。

また、神の容姿について。
好きな人は細かいほど好きだと思います。
ですが、すみません。私は細かすぎて覚えられませんでした。


いろいろと不躾にすみません。
企画内容の文面から、作者以外の目から見ると、どう感じるのかを知りたいのかと勝手に思い、つらつらと書きました。ご迷惑でしたら申し訳ございません。
執筆、企画、頑張ってください。