想ひ出のアヂサヰ亭 七海美桜様
【タイトル】 想ひ出のアヂサヰ亭
【作者】 七海美桜
【ジャンル】 歴史・時代・伝奇
【執筆状況】 連載中
【形式】 長編
【読んだ話数】 「第7話 しのも喜ぶ南瓜コロッケ・下」まで
https://kakuyomu.jp/works/16816927861336261155
令和生まれの大学生である主人公はある日、明治時代の少年になってしまいます。帰る方法が分からない主人公はそのまま明治時代で生活することに。
明治時代について私は詳しくないですが、作者様はしっかり調べて書いていると分かる描写が多いです。概要欄にも参考文献が明記されている丁寧さ。資料調べをサボりがちな私としては作者様に頭が下がります。
歴史ものってその時代の知識がなければ楽しめない部分があるため、とっつきにくさや堅苦しさを感じる時があるのですが、この作品は現代を生きる主人公の視点で描かれているのでとても分かりやすいのも特徴だと感じました。
そしてこの作品の特徴は飯テロ。目次を見ていただければわかるのですが、お話は料理名で区切られています。一膳目は「芋粥」というシンプルな料理ですが、それですら突然の出来事に混乱する主人公にとっては温かくとても美味しい料理であると伝わってきて、私までお腹がすきました。
令和での主人公がバイトしているのは叔父が経営する「アジサイ亭」。そこで料理を教えてもらっていたので、明治時代の人間にとっては物珍しい洋食を主人公は調理出来るわけです。それが今後の展開に大きな影響を及ぼしていくのでしょう。
主人公は未来に戻れるのか。主人公が明治の少年になってしまった影響は未来にどうつながっていくのか。結末が気になる作品です。
明治時代の雰囲気や美味しい料理の描写を味わいたい方にもオススメの一作、読んでみてはいかがでしょうか。
企画に参加いただきありがとうございました。
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