蛍は明ける朝を待つ  明海 詩星様

【タイトル】 蛍は明ける朝を待つ

【作者】 明海 詩星

【ジャンル】 ラブコメ

【執筆状況】 完結

【形式】 短編

https://kakuyomu.jp/works/16817330663863129224


 二千文字以内のショートショートです。

 夢の中で二人の男女が話しをするという内容としてはシンプルなものですが、一つの情報が入るだけで一つ一つの会話がとても奥深く感じられます。

 その一つの情報というのはここでは伏せておきますので、興味を持った方は読んでみてください。あっという間に読み終わってしまうお話ですので。


 ですがこの、あっという間に読み終わってしまう文字数というのも、夢という一瞬の時間を表現しているように思えて切なくなります。覚めたくない夢ほど時間がたってしまうものです。いくら止まって欲しいと目覚めたくないと思っても、夢からは間違いなく覚めますし、覚めないままでいることは良いことではないでしょう。


 短いお話なので二人の関係、何があったのかなどは詳しく語られませんが、それでも二人の仲が良く、気安い関係であったことは分かります。深海を走る列車という情景の中で繰り広げられる会話というのも物語を美しく見せていると思います。


 企画に参加いただきありがとうございました。

 

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