Over the Bridge.

みえぬ視界に闇を歩き

ファインダーを覗けばそこにはクリアな世界


星はなく、風はなく、あるは鈴虫の音色


葉の擦れる音は届こえない

ひっそりと眠る


お邪魔しますよと、橋を超え

宙はそこにあり、振り仰ぐか、背を向けるか


今日は――


仰いだ

 

歩く影は、ひっそりと伸び

通り過ぎる人はなく

人外のオーラをふと感じ

これ以上は踏み入れないでと

闇が言う


そうね、今日はここまでね

この先は、またいずれ

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