人と人との境界とその間の感情について、恋と摂取の境界について、人と星との境界について、ここまで明確に言及した詩に感銘をうけました。
そこに隔たりがあるからこそ気になるし、その向こう側を見ようとするのかも。
なるほど、
君が深淵を覗く時 深淵の向こう側からも 君を覗いているんだ
と言う言葉は、そう言うことだったのかも。
とても面白かったので、時間がある時に続きを読ませていただきます。
作者からの返信
かごのぼっちさん!お読みいただきありがとうございます。一話目にのせているLostStarsは気に入っているもので、もとは掌編のつもりでかいていたものを、詩篇として(改行のみ)整えて載せ直したものです。それぞれ個別にしようかなという思いもあったのですが、コンテスト最中だったため、掲載数が増えるのをさけるためにひとまとめとしました。
それゆえ、かなり趣の違うばらばらとしたものが雑多にまとまっていますので、心苦しいのですがそういっていただけてとてもうれしく思います。
この辺りに書いているものたちは、あまり分析することなく浮かぶままに掴んだものが多いため、(どうしてそう思ったのか、というのを後になって自己分析をすることはありますが)そのように客観的に受け止めたご感想をいただくと、小説とはまたまったくちがって、内なる世界を認めていただけたような不思議な喜びがあるものです。
こちらのコメント、まだ朝布団の中にいたときに読んだのですが、うれしくなり、翼の折れたエンジェルを私も聴いてしまいました。
つづけて「翼をください」もききながら、何とか起き上がりました。
ありがとうございました
愛情が深過ぎ深淵が見えてしまったのですね
そして君から逃げてしまってから、ぼくもTVに映る自然の真理にさえ生命の営みと同じ愛を感じる様に……
もう戻せない過去かもですが、今ならお似合いの2人かもですね
作者からの返信
あるまんさま、お立ち寄りいただき、応援とご感想、レビュー評価をありがとうございました!
これは映画『はじまりのうた』を見た際に、そのまま朝にかけて書き上げたものです。映画のなかにとくに同様のシーンが出てくるわけではありませんが、作中に流れる曲『LostStars』のメロディがとてもよく、タイトルはここからいただいております。そして、この『タイトル』と、映画全編の持つ印象から、この詩ができたといえます。
感想でいただいた部分について。
視点は「彼」のほうにありますが、彼にとって「彼女」はビッグバンそのものでした。彼女はきっと宇宙になる――そう思っている。それくらい離れている。
彼にはきっと永遠に、たどりつけない空間なのだろう、と。回顧はできても、後悔することさえできないのでは、と私はそう感じます。
ありがとうございました!
■はじまりのうた、クリップ LostStars
https://youtu.be/DbbyXzHTy1E?si=rAK96WULeP1RKbM0
虹乃ノランさま
こんにちは。
「とりこまれて融合してきみと永遠に生きる勇気はなかった」そう言って逃げたぼくはチョウチンアンコウ。
求めることに底がない不安は「ぼく」だけでなく「君」も感じていたのかと思います。何度も泣いてしまう「君」の不安は、すべてを飲み込まざるを得ないほどの脅迫的な渇望、たとえそうしても満たされないであろう絶望に由来するのでしょうか。
作者からの返信
おおおおおー。ありがとうございます!
そうです!泣いてしまう「君」の方の渇望に言及してくださる方が実はこれまでにひとりもおられず、とてもうれしいです!絶対に満たされることのない願いですので、言い表せぬほどつらいでしょう。
満たされない。満たせない。
お互いの絶望だったのだと思います。
すごくうれしい!
ありがとうございました!感動
チョウチンアンコウ、いいですね!
やはりすごいなあ。。。