第九章 資産倍増計画『プランB』発動
第五十六話 ネクスト会議室にて
沖縄旅行楽しかったな、色々問題もありましたがリフレッシュも終え、新たな気持ちで新学期へ向かいたいところだったのですが……
現在私はネクストの戦略会議に参加しています、それと言うのもバブル景気の波に上手く乗ったネクストは事業の拡大に伴い、当初予定の計画だった規模の2倍以上に膨れ上がったからです
株式投資と不動産投資のリターンも順調、本業の方も既に100人以上の顧客を抱え、投資信託部門も予定以上の活況との事、このような結果からネクストの株価も上昇
今やネクストという会社の価値は有に40億を超えてしまいました、想定外のペースです
正直短期的なスパンでここまでの規模になるとは、これ何かしら未来へ影響出るんじゃないのか?
「このような結果を受け、現在銀行との取引の見直しを行っています、運用資金の改善を進めているところです」
司会をお願いしてる美香子さんも予定以上の拡大の対応に追われている様ですね
「景気がいい事は悪くはないと思いますが?」
「ワタシ達の給与額も見た事ない金額になってるしね」
真理子さんと奈々さんは割と楽観的に考えてる模様
「でも余りなスピードでの急拡大は致命的な問題に繋がりかねないわよ」
「そうね資金繰りの改善も間に合わない程ですから」
Wゆうこさんは警戒していますね、気持ちはわかる
「……そうね、私がイケイケで進めてたのも有るけど、会社の拡大ペースは正直異常と言っていいわ、でもこのペースを落とすには行かない訳が有るの、大輔くんお願い」
「はい来年ですが、ネクストで利用可能な資金の大半を使い、とあるアメリカの企業へ投資する予定となっています」
「「「「なんですって〜」」」」
まあ流石に驚くよな、米の景気情勢は日本ほど良い訳でもないし、何しろ日本事態の景気が良いのだ
「ちょっと待って、何故わざわざアメリカで投資する必要が?」
「そうですよ、日本の景気は今絶好調じゃないですか、わざわざアメリカ企業に資金を投入するリスクはありません」
「私も今アメリカで投資する必要性が見えません!」
真理子さんと奈々さん優子さんは反対意見の様ですね、さもありなん
そんな中、悠子さんはとある状況に気付いたのか決定的な一言を語り出す
「……大輔、現在の日本の景気情勢はバブルなんだな?」
俺はため息を吐き、頷く
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