第三十四話 資金が増えちゃったぞ!
現在目の前にある通帳に記載されてる数字のゼロの数は算用数字で00000000 8個ある
うん億り人になったのは知っていたがこうやって数字で見せられるとやはり驚くな〜
「ってどうでもいいわ、8月に貸したのは1億6500万だよね、3億って倍近いじゃんどう言う事?」
美和子さんは俺が驚くのが嬉しかった様でニンマリして
「大輔君に言われて関西圏の土地に資産を移してたんだけど、例のブラックマンデー以降に他所から一気に資金が流れてきたの」
「おかげで土地価格が跳ね上がってうちの資産も5億を超えたのよ」
て言うか会社の拡大するスピードがはえーなおい!
「この機会に会社の資金繰りも改善したし、来季には銀行と提携して投資信託業務もスタートするし、同時に株式上場も目指すわ」
「ちょ、ちょっと待って待って、美和子さんいくらなんでも急ぎ過ぎだって」
もうちょっと落ち着いて拡大してもよかろう?
「大輔君の知識が活かせる内に先行利益かっぱいで会社を大きくするんだから」
ふんす!って鼻息が聞こえてくるようです、こりゃあ止まらんな
「……ねえ、大輔君、大輔君が知る過去の私がしっかり二人を育てたのは自身があるの、でも私はその後満足してたのかしら?」
確かに俺達、俺と小次郎の二人共に母ちゃんはしっかり社会人として、苦労しながらも送り出してくれた
そこに間違いはない、でも送り出した後の母ちゃんは、ふと寂しそうな表情をしてた事を思い出す
「二人を育てた事に満足はしてたと思う、でもその後に何かやる事はあったのかしら?」
「ねえ大輔君、今私は仕事が楽しくて楽しくて仕方ないの、大輔君が起業しないかって勧めてくれたお陰よ!」
そう言って輝くばかりの笑顔を魅せる美和子さんは眩しい位だった
「だからこのお金は大輔君が好きに使って、今の私がいるのは大輔君のお陰なんだから」
「美和子さん、それは狡いよ〜、そんな事言われたら断れないじゃんか」
美和子さんがニンマリする
「それに投資した際、ちゃんと伝票出してくれれば会社の運用実績としてあげるんだから、実質的には会社の資産でもある訳だし」
思わずコケる
「それって仕事してるようなもんじゃん!」
「良いのよ、高校卒業の時にしっかりお給料として出してあげるから、しっかりと稼ぎなさい!」
と言う訳で自分の資金? が三億円増えたよ
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