幸せな町を再び

湧谷 敦滋

本編

 掌程度の草が平地に生い茂り、時折革靴とこすれ合う。その平地を草を抜いただけの道が縦断している。快晴の天候であるため四方八方から襲ってくる熱気のせいで兜の中に汗粒がたまりまくる。俺は一旦鉄の兜を外し布の袖で汗を拭き取ると兜を被り直す。朝から暑いは地味に辛い。俺はいつ魔物と遭遇してもいいように左手に携帯している槍を意識しながら道を前へと進む。


 それから数分程度進むと俺は急いで走り出す。倒れた馬車の前に止まると敵がいないか周囲を確認すると腰を屈めた。


 馬車の直ぐ側には男性の死体が横たわっている。上半身の左半分は嚙みちぎられている。彼の近くには馬の死体もあり右前足と胴体のいくつかの箇所が同じように食い切られていた。


 馬車の荷台の方へ向かい中を確認する。中には木箱がいくつもあり、木箱から散らばった陶器の皿やガラスのコップがいくつも割れていた。だが木箱が盗まれた痕跡は全くない。


 恐らくは商人を襲った魔物の仕業だ。俺は明日の魔物討伐の事前調査として町の周囲を探索していた。そして犠牲者を発見した。目にしてきた魔物の犠牲者はこれで何百人目かは覚えていない。


 念のためもう一度辺りを見渡して安全を確認すると辿ってきた道を引き返し町へと向かう。


 町へ戻るとすぐさま事前調査の報告のため仲間であるバルド・アロイージの家に訪ねた。時刻は既に昼となっていた。


 バルドの家は二階建ての石造だ。一階部分の壁も灰色の石で構築されており、濃い茶色の床には木材を用いている。部屋は大人が五人寝転がっても十分な空間は確保されており、部屋の真ん中には大きな机、大人二人分が座れる椅子が二つ机を挟み込むように設置されている。いずれも木製である。


仲間のバルドは椅子に座り、ニール・ハッドンは床に座り装備の手入れをしていた。


「道沿いで行商人が一人魔物に襲われていた。近くに魔物はいなかった」


 俺は長椅子に座ると四角形のテーブルの挟んだ向かい側にいるバルドに報告する。バルドはテーブルの上にあるベスト状の鎧に視線を当てている。バルドの鎧は表面が布でその裏地に何枚もの板金が貼り付けてある。前開きで着用時は鎧の前面に取り付けられた数個のベルトとバックルで鎧を締める。俺の鉄鎧と比べると安価だがその分防御力に不安がある。


 バルドは鎧を持ったまま顔を上げると瞳の真ん中のみしか伺えないほどに目を縮めて俺の目を見る。


「コーディ報告ありがとう。それにしてもまた死んだか。もう少し出発の日程を早めるべきだったか」


 バルドは口を閉じると歯軋りするような音が小さく聞こえる。


「その商人護衛はいなかったんすか?」


 右横から床に丁寧に物を置いたような音がする。音の方向を向くとニールが立ち上がり俺の側に寄っていた。床には剣が寝転がっていた。


「一人だったみたいだな。他に人の死体はなかった」


 俺はニールの問いに答える。


「今の世の中護衛無しで移動するのは安全ではないですからね」


 ニールは脇の下に手を潜らせて腕組みをする。


「護衛がいても魔物に数で押されたら意味がないさ」


 バルドは発言すると「ふっ」と息を吐く。


「あの数は厄介だからな」


 俺は顎に手を当てながらバルドを目にする。バルドは机より上の位置で右手に握り拳を作るとそれをじっと見据えながら声を出す。


「もう妻や子のような犠牲者は出したくない」


 バルドの言葉を聞いて口元に皺が出来そうなぐらい口を強く結ぶ。町が襲撃された聞いて戻ってきたときに目の当たりにした惨状が脳裏に蘇る。


「僕は町の人から聞いただけですけど今の町の状態からしても被害の凄まじさが理解できます」


 ニールが言葉を口にする。


「半年前いきなり魔物が大量に町に流れ込んできたからな。住人の五分の一は亡くなった。俺も必死に戦ったが妻と子すら守れなかった」


 バルドは右拳を更に強く握りしめると歯を食いしばったのように頬の筋肉が固く膨れ上がる。


「国と魔物との戦争が三年経ちましたけど合成式魔物に人類側は数で恐れてますからね」


 ニールの言葉が右横から流れてくる。三年前魔物側は材料を合成するだけで造れる魔物を実戦投入した。それは容易に大量生産可能であり、王国は魔物に対し数で圧倒され王国全土が戦争状態に突入した。それは周辺国も同様だった。


「あいつらはいくら倒してもいくらでも出てくる。仲間は大勢死んでも戦いは終わる気配すらなかった。どうすればいいんだと悩み続けたこともあった」


 控えめ声で話したつもりだったがいくつかの音で声量が高くなっていた。戦場で命を散らした戦友達の顔は今でも覚えている。何より戦友達の死に様を思い返すと呼吸が乱れそうになる。


「王国軍は戦争の最前線にいますから犠牲者は出やすいとはいえ、今の現状はかなり厳しいですよね」


 ニールの方を向く。ニールの頬の筋肉からは力が抜け、開いた口からは歯の先端が微かに覗き見える。


「王国軍の兵士として何度も戦い続けたがあの戦争は人間には辛すぎる。そして大切な人が死ぬのも同じだ。町が襲われたと聞いたときはすぐに兵士を辞めて走って町に戻ったからな。」


 大量の涙が流れた右の頬を俺は皮膚を押さない程度に触れる。数日かけて町に戻った俺は生き残った友から亡くなった友の名を何人も知らされたときは両目の涙腺から雫が絶えず顔を伝って地面に落ち続けた。


「どのみち明日からは魔物共のこの手で狩れる」


 バルドの方から音が鳴ったのでそちらを視線を合わせる。バルドは右拳を左手の掌にぶつけていた。明日ここにいる三人で町の周囲をうろついてる魔物たちの討伐に向かう。それは長期戦も視野に入れた計画だった。


「逆に言えば明日からはこの町離れるんですよね。三ヶ月しかいなかったけどさみしいな」


 コーディは厚みのない声で抑揚もつけずに言った。


「だけど町を危険から助けるにはやらないといけないことだ」


 俺は力の籠った上瞼を吊り上げる。


「そのため僕たちは体を鍛えてきたわけですから。だけどコーディさんは死ぬのは怖くないんですか? 僕は死ぬと考えると少しは恐怖を覚えます」


 ニールの顔を見上げる。頬だけは緩んでいるが顔の残りの部位は凍っている。


「死ぬのは怖くはないさ。だけど死んで町の人と二度と会えなくなるのは嫌だな。だから俺は戦場でくたばる気はない」


 俺はニールと視線を重ねながら答えた。両親や姉さんに友人たち、王国の兵士になって戦い続けてこれたのも大切な人たちを守りたいからだ。今もそれは変わらない。そして討伐が完遂すればまた親しげに話しがしたい。


「僕も旅で出会った色んな人とまた会いたいですし死にたくないです」


 ニールは左右の口角を上げる。上唇も引き上がり噛み合った上下の歯と俺は対面する。


「俺たちは魔物のやつに喰われる気はないだろう?」


 バルドは右の口角を外側に釣り上げて笑う。俺は声量を大きめに言葉を短めに言い放った。


「そのつもりだ」

 

 バルドの家から出ると空は青く日はまだ出ていたが西の方に徐々に沈んでいた。暗くなるまで予定がないため、とりあえず町を散歩する。再建は進んでいるが破損した建物が今でも目立つ。現在ではこれが日常となっているが未だに町の悲惨さに心を痛めることも少なくはない。


 目先に一軒の平屋建てが現れ歩みを止める。その家は扉が突き破られたままのが放置されている。そして家の前には背もたれのない四本脚の椅子に腰掛けながらキャンパスに絵を書いている一人の男性がいる。俺はその男性のもとへと歩み寄っていく。


「ルーペルト今日も絵を書いているのか」


 椅子の真後ろに立つと幼き頃から友で画家のルーペルトに話しかける。ルーペルトは後ろ向かず筆を動かし続けながら言葉を返す。


「そうだよコーディ。この家を絵として残したいと思ってね」


「この家の住民はもう……」


 扉の中に視線を向ける。家の中には明かりはなく、中からは足音すらこちらに届くことはない。


「半年前の襲撃で魔物にやられたみたいだね。わたしはそのとき旅に出ていたから町を離れていたけど」


 筆を握るルーペルトの右腕が止まる。


「家に閉じこもっていたのに一家全員亡くなったよ。あのときの魔物はこの町の住民全員を殺すつもりだったんだろう。町の自衛団のおかげで魔物は何とか追い払えたが」


 俺は黒髪を指に挟んで掴む。命を落とした一家のような例は他にもいくつもあった。隠れていた人々すら襲った魔物たちが酷く憎い。


「わたしも旅の道中で似たような町や村を見てきた。中には全滅している地域もあった。人には厳しいすぎる世だね」


 ルーペルトは声に抑揚をつけることなく口を動かすが、左手の親指にかけたパレットが揺れている。魔物被害の現場をいくつも目の当たりにしてきたルーペルトでもこの惨状に見慣れることはないようだ。


「同感だ。それにしても何故この家なんだ。町の人や畑とか他にも描くのがあるだろう」


 顔を上げた俺はルーペルトの描いてある絵を見ながら疑問をぶつける。ルーペルトの絵は正面にある住民を失った一軒家だ。俺ならこの惨状を忘れるために少しでも楽し気な絵を描きたいと願う。


「わたしも幸せな絵が描きたい。だけど幸せな光景など殆ど残っていない。だから自然と悲しいばかりを描いている」


 ルーペルトが右を向いたので俺の釣られるように同じ方向に目をやる。雑草が生い茂った花壇が目の前にある主を失った家がある。俺は後ろも見てみる。遠く離れた後方には露場市が開かれている。だが買い物客は少なく、露店の数も疎らだ。かつては活気に満ちていた。俺も国の兵士になる前は姉と訪れるなど日頃からお世話になっていた。


「どこにもないな」


 俺はルーペルトに聞こえているのかさえ実感が持てないほどの声量で呟いた。


「そうだろ。あとは後世にこの時代を伝えたいという意図もある」


 コーディの声が耳に入ると俺は正面を見る。コーディも視線を家の方に戻していた。後世か。絵であれば五十年だろうが百年だろうがこの現状は鮮明に伝えられる。コーディはそこまで視野に入れて行動していた。俺はコーディの意図に脱帽するしかなかった。


「このまま人類の勢力圏が消滅しないように頑張る必要があるな」


「なあコーディよ。頼みがある」


 コーディは傾きつつある太陽を見上げる。


「頼みとは?」


 俺は聞き返した。


「幸せな絵が描ける世の中に変えてくれ。いや取り戻してくれ」


 コーディはしっかりとした口調で頼みを伝えると、背中を少し傾けてから首を後ろに捻る。今日始めて対面した友の目の輪郭には丸みはなく、口周りの筋肉も浮かび上がっている。


「……任せておけ。お前にまた幸せな絵を書かせてやるよ」


 俺はルーペルトに微笑みながら豪語した。この願いは必ず叶える必要がある。俺は友の願いを心に詰めた。


「コーディ、ありがとう。頼りにしているよ」


 ルーペルトは表情を綻ばすと再び前を向いた。俺は頭に腕を回しながら口にする。


「昔からの友とも明日からしばらくお別れか」


 旅をしているコーディとは会う機会が限られている。更に俺が明日から魔物討伐に赴くとなると数年以上は会えない可能性が高い。

 

「今度はコーディが旅立つ番か。いつか町が賑やかになればいいと願うよ」


 賑やかな町か。俺は目を瞑りかつて町が賑わっていた風景を頭に描く。亡くなった人々はもう会えない。だけど亡くなった人々が生きていたこの町だけはもう一度復興させたい。そんな想いが俺の中に芽生えていた。そして目を閉じたまま喉から外に向かって言葉を飛ばす。


「俺も昔の町が大好きだからそうなってほしいよ」


「姉さんそっちに地図ない?」


 俺は自室にあるチェストの二段目の引き出しに手を入れ物を探しながら後方にいる姉のセルマ・リッジウェイに話しかける。両開きの扉が開いた木窓から入ってくるのは、熱を帯びた風だけで光は差し込まず外は暗い。明かりの灯ったランプを天井から垂らしてある。天井にはフックがついてあり、ランプに固定した針金をフックにかけてある。


「地図ってこれかな?」


 後から床が踏む音が数回聞こえそれは俺のすぐ後で止まる。俺は体ごと後を向くと姉さんが地図を右手に持っていた。首と胴体の境目まである黒髪には艶があり、瞳の色は俺と同じで紺色だ。丈が踝の上まであるピンクのワンピースを着用しているが長年着用しているため色合いが薄くなっている。


「ああ、それ」


「はい」


「ありがとう」


 姉さんから地図を貰うとチェストの隣に置いてある分厚い生地できた布製のリュックに入れる。リュックには荷物で膨れており、空間に余裕はあまりない。


「それにしても明日から作る料理の量がまた減るわね」


 声に反応して姉さんの方を向く。


「今の世の中食材の量は少ないほうがいいでしょう」


 目を細め両手を真横に広げると声に起伏を作りながらに言い返す。


「金銭的に考えればそうね。だけど食卓から一人減るのは寂しいわよ」


 姉さんは床に座ると右手を床につき体を後ろに少し傾ける。


「元々俺が王国の兵士のときは三人分だったし元に戻るだけだけと考えればいいんじゃないかな」

 

 俺は強がるように言う。だけど本音で言えば家族四人で話しながらいつまでも食事をしたい。


「あのときもコーディが前線で戦っていたからお父さんたちはずっとコーディが死なないように不安を抱いてたよ」


 姉さんの上瞼は沈み涙袋は上げり、紺色の瞳は中心を残して大半隠れてしまう。


「けど生きて帰ってきてよ。まあ体中傷だらけだけどね」


 俺は頭をかきながら顔に笑みを形作る。だがその頬には無駄に力が入り込んでいた。あの戦場だと命があっただけでも十分だ。それに兵士を辞め町に戻ってきたときに両親の顔を見れたときは涙が出ていた。


「コーディ、次帰ってきたらまたこうやって話しをしようね」


 姉さんは微かに目を開ける。悲し気な姉さんをこのまま見ていると町から離れるのことに躊躇してしまいそうだ。


「分かってる。次会うときも俺は動いているから安心してよね」


 俺は笑みを解き、普段よりは高めの声で姉さんと約束を結ぶ。姉さんは右腕を床から離すと姿勢を正す。そして俺の瞳を覗き込むと上下の唇は分かれだす。


「あたしは止めはしないけど、やっぱり危険なことに足を踏み入れてほしくない。それがあたしの本音」


 俺は一度窓の方から外を眺める。無数の小さき星が白き光を発しながら夜空を舞っている。ずっと家で両親と姉さんと暮らしたいと願ってしまう俺がいる。だけどそれでは町は救えない。


「けど誰かが周囲の魔物を討伐しなければ町はまた襲われる。だから俺は倒しに行くんだ」


 星を見詰めながら姉さんに語ると姉さんを見る。姉さんは口角も上げずに頬を横に広げると言った。


「コーディ、無理だけはしないでね」


 俺は無言で頷く。姉さんの不安が心に染みる。何が何でも生きて帰ってこなければ。


「姉さんは父さんたちのことお願いね」  

 

「それぐらい任せておいて」


 表情が解れてた姉さんは右の横髪に指を通すと髪を耳に載せ髪から手を離す。


「それより早く荷造りしないとね」


 俺は再びチェストに視線を戻すと明日の荷物に必要な物を探し始める。


「そうね早く終わらせましょ。明日は早朝から出発でしょ」


 姉さんが床に手をつき、体を起こし足裏で床を踏みしめ立ち上がる。そんな音が背中側からした。


 早朝、門の前に俺やバルドにニールは集まっていた。天から日差しが目に入いると俺は目を瞑る。二秒ほどたち横を向きながら目を開ける。隣にいるバルドやニールが防具を装着し武器を携帯している。俺も背中にはリュックに左手には槍が握られている。俺等三人は横一列に並んでいたがその前方には見送りに来た俺の友人たちがいた。


「今日でしばらく町ともお別れですね。三ヶ月しかいなかったけど辛いです」


 ニールが左腰にかけた鞘に触れながら話す。


「周囲の魔物全部片付けたら好きなだけ入れるようになるさ」


 バルドはほんの少し白い歯を見せながらニールの顔を見た。


「そしたら僕はまた国を旅すると思うんで長期で滞在できるのはこれが最後なんで」


 項垂れるニールはため息を吐く。三か月とはいえニールにとってはこの町は第二の故郷かもしれない。


「なら国に平穏が訪れたらまた来ればいいだろう」


 バルドはそう言うと頬は横に突き出て張りができる。平穏が訪れたこの三人でのんびりと食事でもしたい。


「なら気合い入れないとですね」


 多少頬を和らげたニールを見てバルドは笑みを浮かべながら両肩を上げた。


「悪いな来てもらって」


 俺は目の前にいる五人の友たちに話しかける。友の中には目を擦っている者もいる。死の別れではないからできれば笑って見送ってほしい。


「危険な戦いをコーディたちが引き受けてくれたんだから、見送りぐらいさせてくれ」


 長身の男友達が両手を垂らしながら笑みを作っている。


「お前が帰ってくるまでに俺も鍛えておくよ。町が襲われる可能性もあるからな」


 金髪の男友達が腕組をし右口角を引き上げながら意気込みを語る。それを見て俺も薄っすらと笑い言い返す。


「その必要がないぐらいすぐに討伐してやるよ」

 

 有難い申し出だがここはあえて威勢を張っておく。最後ぐらい楽し気な気分で喋りたい気分だった。


「なら俺は家でゆったりとして待ってるよ」


 金髪の男友達は左指で俺の顔を差す。その顔は依然として口角が引き上がったままだったが両目には雫が溜まっている。


「そうしてくれ」


 俺は顔を背けながら返答する。僅かながら目が潤んでいるのが自覚できた。どうやら楽し気な気分でいることは叶わないようだ。


「とにかく命を失うようなことはないことを願ってるよ」


 長身の男友達の額には何筋も涙が流れる。それを見た俺の目から一滴の涙が溢れ、右手の甲に付着する。


「まだ長生きしたいからな。それに感覚的にはちょっと旅をしてくるだけさ」


 声を震わしながら俺は友たちの顔を見るが視界が曖昧だった。俺は親指下にある手の甲で涙を拭う。友たちの泣いている顔が見えた。


「もう出発するぞ」


 バルドから声をかけられた俺は手を振りながら喉から声を出す。


「わかった。それじゃな皆」


 俺は町に平穏を取り戻すことを心に誓いながら、友たちに背を向け門をくぐり町の外へと旅立っていく。

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