第2話 蟻戸(ニート)の事件簿
[舞台は蟻戸の部屋]
蟻戸:(ゲーム画面に夢中で声を出して)やったー!ついにボスを倒したぞ!
[ドアがノックされる音]
蟻戸:(ゲームを一時停止して)どうぞ。
[ドアが開く]
刑事A:こんにちは、蟻戸さんですか?
蟻戸:はい、なんでしょう?
刑事B:私たちは警察の刑事です。近所で起きた事件の捜査に来ました。
蟻戸:え、なんで私に来たんですか?
刑事A:ある証言で、事件現場付近にいた人物がいるという情報がありまして…
蟻戸:それが私なんて、全く関係ないですよ。私はただのニートですから。
刑事B:すみませんが、証言によると、事件発生時、窓から見た人物がいたということで…
蟻戸:えっ、窓から…でも、私は昼間からずっと部屋にいましたよ。
[蟻戸が自分のPCの画面を示す]
蟻戸:これが証拠です。私はずっとこのゲームをやっていたんですから。
刑事A:なるほど、それならアリバイがありますね。
蟻戸:そうですよ!私はただのゲーム好きのニートですから。
刑事B:すみませんでした、誤解させてしまいました。
蟻戸:まあ、事件が解決するのに役立ったら嬉しいですけどね。
刑事A:ありがとうございます。それでは、すみませんが他の証人へ話を聞きに行かなければなりません。
[刑事たちが去る]
蟻戸:(ゲームを再開しながら)やった、事件解決!さて、次のモンスターを倒してやるぞ!
[幕]
以上が、「蟻戸(ニート)の事件簿」の会話シーンです。蟻戸は何も悪いことをしていないのに、事件の目撃者と勘違いされたようですが、アリバイを示して事件とは無関係であることを証明しました。彼の日常がありありと描かれるお話です。
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