第9話「死亡予告」

おそらく人生に価値を見い出してるのは

君くらいだろう

今の世界と来ちゃ、随分と荒波の中になる

それなのに君は

構うことなく自分主体に生きてるね

いやぁ僕としてもそれはそれでいいけど


まさか君が話題の中心だって事も分かって無さそうじゃないか

僕としても打ち明けていいか

迷いどころだけど

まぁ君ならばそれさえ、酒のつまみにするだろうね


じゃ言うけど、

親愛なる人が死んだんだ

君は気づいている?


それは君の事なんだけどな

君は墓に入っても、美しいから

僕はまだ君をまじかに感じてる


君はまさか

僕の心に住んでるのか

まさかね

でも、そろそろ覚めないとね

周りは死んでるって言い張るから


僕も疑うけど

やっぱり君を感じるんだ


僕だけに感じるその兆候

君は新手の?シンパシーを学んだのかな


ひとまず、身支度は済ませた

じゃ、次は骨になって出直すよ


Myフィアンセ

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