第10話 転生勇者かスローライフか
何回ファイヤーされても焦げ目すらつかないトリ様様は、その持て余す体力をどこかで使ってみたらどうだろう? と長老様に尋ねられて、トリ様様が返事をする前に、これから熾烈な戦いが始まる戦地へ送り込み、勇者として帰ってきたら願いを聞こう、と、もちかけられた。
当然のことながらにトリ様様は、戦地の最先端に配属された。
だけどそれは、人間の弓矢や猟銃が微妙にあたらないという、ほとんど最前線というよりは、最上階にいたためほとんどのリスクもなく村へ戻ることができた。もちろん、なにもしていないのに勇者として。
おもしろくないのは戦地で大怪我を追った村人たちだ。このフクロウには、むしろ土地を与えてみたらどうだろう?
と、言うわけで。一日交代で駄女神と悪役令嬢が田畑を耕す者として無事にスローライフを楽しんでもいた。
ここで、悪役令嬢と駄女神は、このフクロウと一緒にいたら、なぜかお得な気がすることに気づいて大バトルが巻き起こる。
しかぁ〜し!! 本来は面倒くさいことが大嫌いなトリ様様は、意識が遠のいてしまうまで、遠くへ遠くへと飛び去っていくのだった。
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