電話
あの日、学校に行かず天井を眺めてたか本を見てたかゲームをしていたか...そんな中
1本の電話が鳴った
先生「あ!起きてた?」
俺「はい」
先生「突然ごめんね、今応援団長決めてて」
俺「はい」
先生「皆君が応援団長になって欲しいって」
俺「はい」
先生「なってくれる?」
俺「嫌..です...」
先生「もう時間ないのよ。応援団長やってくれそうな子は君しか居ないのよ?」
俺「そんな、酷ですよ...」
先生「時間ないし皆応援してるから!」
俺「分かりましたよ...」
(これじゃ選択肢なんて最初からないじゃないか)
先生「やっぱり良い人ね!皆応援してるからね」
(先生にとっての都合のいい人にはなったんだもんな。)
応援団長を押し付けられ俺は潰れそうになりながらも事を進めた。
先生は〘俺〙じゃなくて文を書く時は〘僕〙
にしなさい。
こうして不登校の僕への信頼なんて微塵もないことだけがわかる今、教室へ向かう。
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