えせエセ

鳥尾巻

初めに言葉ありき

 こんにちは。鳥尾巻とりおかんです。のっけから自己啓発本の冒頭みたいですね。

 皆様ご存じ、新約聖書「ヨハネによる福音書」第一章・第一部の日本語訳です。


 これは言葉の重要性を説くものではなく、直訳は「アルケーはロゴスなり」です。

 この場合のアルケーとは「元のもの、原理、始源」であり、ロゴスとは「思想、(意思の表現としての)言葉、概念、意味、論理、説明、理論、言語」などを指し、キリスト教に於いては三位一体の第二位「子なる神」の意。(広辞苑より)


 つまりどういう事かと言うと、新約聖書はキリスト教のものなので「原理はキリスト (神の言葉)」「神こそが全ての原則である」という意味になります。


 ああ、なんということでしょう。


 普段から「宗教・政治・好きなスポーツチームの話は争いの元だしぃ。今日の御飯と下ネタでも話そうぜ」と言っている、惰弱だじゃくな日和見主義の作者だというのに、冒頭から聖書の言葉を引用してしまいました。


 つまりは、言葉の意味に拘らずにはおれないの独り言です。


 タグとキャッチコピーにも「文字変態」と入れたかったのですが、運営のルールを読んでいたら「過度に性的な表現を入れるのはお控えください」とあったので、小心者の鳥尾巻は「文字愛好家」とお茶を濁すことにしました。


【変態とは】

①元の姿・形を変えること

②正常でない状態

③変態性欲の略

④1:動物が卵から孵化した後、成体になるまでに、時期により異なる形態をとること。

④2:植物の茎・葉・根が変じて全く違った形態をとること。

⑤多形を有する物質において、それぞれの結晶構造またその相互間の移行すなわち転移をいう。(広辞苑)


 ほら、変な意味じゃないよ!正常でないほど文字が好きってくらいの意味だよ!


 しかし、世間の認識は③が大多数だろうと思うので、誤解を招かぬようにしました。

 

 このエッセイは、文字を愛し文字を読み文字を書き、なんなら物理的に文字を食べて生命維持できないかなと夢想する、文字変態・鳥尾巻の、創作論やエッセイに見せかけた似非えせエッセイであります。(略して「えせエセ」)


 小説よりも近況ノートの呟きの方が多いと家族にツッコまれながら、ひたすら文字を追い求める鳥尾巻の軌跡にお付き合いくださる親切な方、先にお礼とお詫びを申し上げておきます。


 あと、はっきり言って何の役にも立たないので、コンテストの創作論など読みたい方にはオススメいたしません。


 今日も元気に書き散らし~!


つづく?

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