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「ふぁ……眠い。クリスマスパーティーで、はしゃぎすぎたかな……。天使ちゃん、僕はそろそろ寝るよ……」
「てんしも、ねる」
「そう? じゃあ、電気消そっか……」
「んしょ」※ベッドに入る天使ちゃん
「(当たり前になっちゃったけど、僕のベッドなのにずっと天使ちゃんが占領してるんだよな……)」※布団を敷く葉太郎くん
「…………」
「…………」
「……天使ちゃん、寝てる……?」
「ねてないよ。すいみん、ひつようないので」
「そうだったね……。……じゃあどうして天使ちゃんは、夜になると、寝てるの……? ちゃんと眠ってる時もあるみたいだし……」
「よーたろくんの、まねをするのが、たのしいの」
「そうなの……? ふぁ……」
「よーたろくんは、ものしりだから、まねっこしてると、てんしも、ものしりになるきがする」
「えー……?」
「よーたろくんは、いっぱいなことをおしえてくれる。てんしがしらないことを、いっぱい。くりすますのことも、おしえてくれて、てんし、わくわくどきどきした」
「んぅ~……むにゃ……」
「よーたろくんは、てんごくしかしらなかったてんしに、おもしろくて、へんてこりんな、ひろいせかいをみせてくれたの」
「すぅ……」
「だから、てんしは、よーたろくんのことがすき」
「ねぇ、だから、さんたさん。よーたろくんに、とってもすてきな、ぷれぜんと、あげてね」
「うん。うん。ありがとう、さんたさん」
「え?」
「うん。わかった。てんし、ひみつにする。やくそく、まもれるよ」
「めりーくりすます。さんたさん。それから……」
「よーたろくん」
「からふるで、たのしいゆめを、みてね。」
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