第41話
息子は親への憎しみが止まらない。
どうしたら良いのか判らなく、部屋に閉じこもったままになった。
壁やドアは息子の怒りを受け止め、穴だらけになった。
いつ爆発するか、怖くて話掛けられない。
息子なのに
情けない母親だと
何か出来ないことはないかと
模索しても空回りばかりだった。
夫から
「全て母親のせい」と詰られた。
誰のせいでもよいから、息子に希望を
息子と二人で地元から離れるのはどうか
仕事を紹介して貰おう
少しでも寄り添える様に、引きこもりの方達の相談を受ける仕事に変えた。
息子は親を信じられない。
嘘偽りだらけの母親を許せない。
本当に申し訳なかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます