私の四つ葉のクローバー

　四葉のクローバーを探したんだよ。

　公園のちょっとした草原で、

　雑草とクローバーに触ってたら、

　指先が湿ったんだ。

　匂いを嗅いだらおしっこだったよ。

　私はおしっこの臭いがわかるから、

　それは人のおしっこだったよ。


　そのおしっこが溜まった所に、

　幸運の四葉のクローバーが咲いてたよ。

　どうしておしっこの中に咲いてるのに、

　幸運なんだろう。


　私はその四葉のクローバーを、

　おしっこに手をつっこんで摘んだんだ。


　そして公園の水道で洗ったよ、

　私の幸運の四葉のクローバー。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る