カクヨムコンなどの選考方法

七三公平

第1話 カクヨムのサイトそのもの

 サイトそのものを選考に利用するのであれば、下準備が必要なのではないだろうか。サイト側の準備である。


 全てが一つの枠組みの今のままでは、選考を面倒に思い、読者選考にしたくなるのも無理はない。


 それならば、サイトそのものを選考しやすい状態にして準備していればいい。例えば、水が入っているプールと、プールサイドを分ける。

① UP:プール内(この中から、書籍化作品を掬い上げる――という作品群。)

② DOWN:プールサイド(書籍化レベルには無い、もしくはUPに上げる前の予備作品群。)


 カクヨム運営公式として、レビューを毎週出すのであれば、出版レベルに入ってくる作品として①の作品群を、あらかじめ作っておいて、①に入っていることを参加資格として、コンテストを開催すればいい。

 そうすれば、コンテスト時に読まなければならない作品数を絞ることが出来る。また、ある程度のレベルと分かっていれば、読者も読みやすくなる。


 また、予備選考として、定期的に②に入っていることを参加資格として、①に上げるための作品を募集すればいい。

 毎週、カクヨム公式運営のレビューで拾われる作品と、この予備選考とで①を作っておく。

 この予備選考で目に留まった作品は、そのまま書籍化という可能性があっても、良いかもしれない。


 もちろん、このようにすればサイトとしては、②に入っている作品は、読まれる確率が格段に下がるかもしれない。しかし、現時点でも多くの作品が投稿される中、なかなか読まれないのは同じである。



③ その他として、書籍化経験のあるプロ作家の作品群を分け、安くても月額料金を取って読めるようにする。

 ただ、月額料金は払ったものの、読みたい作品が更新されていなかったということでは残念なので、更新情報は無料で見れるようにしておく。


 プロ作家が対象のコンテストを実施するのであれば、その時だけ参加作品を無料で読めるようにすれば、読者の興味も引けるかもしれない。


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 そうすれば、書籍化された作品や、その作家の作品だけを無料で読んで終わりという読者はいなくなり、ある程度のレベルの作品ということで、①に読者が集中するのではないだろうか。


 書籍化経験のあるプロ作家も、無料で読まれているわけではないとなれば、少しは投稿する気持ちも高まるのではないだろうか。


 あまり読まれていないプロ作家の作品を、読者が探しやすくもなるかもしれない。

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 普通の仕事をするよりも、小説を書き続けることにはモチベーションが必要だと、思われる。


・②から①に上がっただけでも、モチベーションが少しは上がる。


・①に、作品が居続けられているだけでも、モチベーションが少しは保てるかもしれない。


・逆に、一向に①に上がれないことで、諦めもつくかもしれない。


※まあ、あくまでも例えばの話である。


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 大事なのは、応募数よりも、カクヨムコンからヒット作が出ることでは?

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