第2話 謎の看護師アズサ

転倒したバイク。


病院で目を覚ますユウジ。


「痛ってェ、ここどこだよ。」

(ユウジの出身も現在地も関西圏だが、標準語に

統一してある。)


「お兄さん、おめでとう。

前世からの縁で辿り着いたみたいね。」


立っていたのは看護師のアズサ。


3才年下の29才の女性。




ユウジ

「前世!?

パワーワード。

確かに俺は仏教も神道も

解脱の教えもやって来た

宗教オタクだが、お前も

変な奴だな。」


アズサ

「当たり。

私も変な女よ。

最近までメンズエステと

ネズミ講をやってたけど

今は看護師に転職して

スピリチュアルワークを

趣味でやってるわ。

あなたが来る事も知っていた。」


ユウジ

「俺は、その、

マッチングアプリで‥。」


アズサ

「知ってるわ。

不倫してたんでしょ。

クスッ(笑)」


ユウジ

「俺は知らされてなくて、、」


アズサ

「それも知ってる。

騙されてたんでしょ。」


アズサは

眼鏡をずらしたまま、

ユウジの鼻を人差し指で

押さえると、強烈な言葉を

放つ。


アズサ

「まだアセンションし切れてない。

5次元では不倫は許されてる、

それも、ツインレイに限る、

今はまだね。」


ユウジ

「アセンション!?

ツインレイ!?」


マニアックな言葉を聞き、

停止する。


アズサ言わく、

人類の皆はソウルメイトという

縁で結ばれており、

ツインソウルは魂の片割れ、

さらに縁が強くなると

ツインフレーム、ツインレイと

段階があるのだそう。


アズサ

「行く!?お兄ちゃん。

エデンに。」。


驚くユウジ。

「『エデン』!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る