宇宙人クロニクル・地上の物語

あかくりこ

ミアキスヒューマンとサピエンス

ミアキスヒューマンとサピエンス


ミアキスヒューマン。食肉目イヌネコクマ系の特徴を兼ね備えた獣人。身体の構造上サピエンスと大体似たような事は出来る。

ミアキスヒューマンが決定的に劣るのが仕事全体を計画的に遂行する能力、鍛冶、象嵌、壁画装飾などの宝飾品作り、作曲など指先と想像力を使う芸術創作。無いわけじゃなくて得手ではないという感じ。体験教室で見本と生徒さん作品の出来が雲泥の差になるアレ。城壁補修なんかの工事現場には大体サピエンスがいて図面ひいたり資材の管理やなんかの統括部門をやってるし、鍛冶屋はアシルグラディアテュールキンツェムの首都と駐屯地にしかないし、なかなかクリティカルな要所を任されてる。

普通に5~60年生きるホモサピエンスは20年生きればご長寿のミアキスヒューマンから見ると知識の宝庫。知識と経験値がモノを言う部門では断然有利。

後、100年前の戦争以降絶対数が少ないせいもあって大変に重宝されてる(観察者はこの被保護的共存はホモサピエンスが絶滅するまでの一時的な状況で、ミアキスヒューマンだけになったら文明は地球でいう石器時代まで衰退するだろうと考えている)。

逆にホモサピエンスがミアキスヒューマンに絶対的に勝てないのが身体能力。動体視力、反射速度が非常に早い。

ミアキスヒューマンが5~6㍍の崖から落ちても無傷の四点着地。個体差はあるけどニアサピエンスでも幅跳び5㍍越え、助走なし高跳びは3㍍はいける。猫型ほぼミアキスなら幅跳び10㍍助走なし高跳び5㍍は余裕綽々。まるで漫画。

他にも真ミアキスほどではないが、夜目が効く、嗅覚が鋭い、重低音が聞こえる。

真ミアキスとほぼミアキスの一番の違い、煌びやかなアクセサリーで全身飾りたてるの大好き(宝飾品は個体識別にも利用されてる。漁師の刺青みたいな役目もあるの)

なので野外で出会っても判別出来ます)

特筆すべきは元素に働きかけるのか念じるのか分からない魔法にしか見えない現象を起こす事。(コレがあるからミアキスヒューマンは観察対象)

観察者も物体を浮遊させることが出来るがこちらは電磁波と音波を組み合わせた振動数を利用している。(超電導サイマティクスクラドニ図形)



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