なりたい小説家像とラノベ業界


書籍化されるために色々調べた。

調べて分かったことは「ラノベ作家=理想の小説家ではない」ということだった。


これに関しては色々思うことがある人もいるかもしれないが不快に思わない程度に流し呼んで欲しい。あくまでも私一個人の意見だ。


私の中の小説家といえば東野圭吾さんや佐野徹夜さんがまず出てくる。彼らのように美しくも儚くそして残酷な話が私の中の小説像だった。


しかし実際に求められるのは現実離れした異世界転生や痛快爽快、所謂ざまぁ系であった。


これはしばらく私の頭を悩ませた。


書いてみようにも2万字弱で筆が止まる。

私自身がそれに需要を見出していないのだから当然の結果だった。


そこで私が手を出したジャンルは魔法系だ。

魔法には昔から憧れがあった。

どうせなら癖を詰め込んでやろうと色々入れてみた結果、ケモ耳ロリ魔法使いというどうしようもなく癖に塗れたキャラクターが誕生した。


流石に笑ったがこれが好きなのだから仕方ない。

ちなみにこれは今温めている作品である。

ロリ魔法使いだけなら私の作品の1つである【可惜夜の魔女】を読んでみて欲しい。あれも癖だ。だってロリ魔法使いとか可愛いじゃん。



さて話を戻して、私の現代フィクション作品としては【花が散った青い春に何の意味があるのだろうか】という作品がある。これはコンテストのため2万字で終わっているが、実は原案は10万字を超える予定の作品であった。


実はこれを長編にリメイクしようかと考えている。

理由は私自身が不完全燃焼だったのと、意外にもこの作品に嬉しいコメントを多くいただいたからだ。


時間が許す限り挑戦したいがなかなか時間が取れず、隙間時間を見つけては文字を打ち込んでいるような日々を送っている。お正月に何とか書きたいところではある。



詰まるところ、私は所謂単純明快な爽快痛快小説は書くつもりはない。舞台は異世界だとしてもいくつもの伏線や根本から見方を覆すような話が好きだからだ。


まぁ気が向いたら書くかもしれないが、私が好きな作品系統は仕掛けが沢山あったり、ハッとしたりするような作品である。


それは念のため覚えておいて欲しい。

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