治す薬
俺は自転車を近くに置いて栗栖粟井と対峙した
「これはなんだと思うよてめぇら」
そういって栗栖粟井は懐から小さな瓶を取り出した
「なんだそれ?」
「女体化を治す薬さこれあげようとおもったんだけどさいる?」
「まじでいるいる」
「そうかならそこの女がおれさま好みの女になってからそこの女が戻りたいって言ったらやるよ」
「いやだめだ」
「そうかならばそこの女を渡してくれるなら渡してやる生徒会長が元に戻るぜ嬉しいだろ」
「いやだめだ」
「ああもうなら戻らなくても構わないんだな」
「それはどうなんだ戻りたいのか戻りたくないのか」
「そりゃ戻りたいです」
「なら力ずくで奪ってやるよ」
「そんなこと言うんだなならもうこんな薬要らねぇ」
俺は栗栖粟井が女体化を治す薬を壊そうとするところを止めようとしたが
「やめろぉぉぉ」
俺が手を伸ばしながら走って間に合わなかった
「いやなこった」
そういって栗栖粟井は女体化を治す薬を地面に叩きつけた
「すまん間に合わんかった」
俺は田中遥斗に頭を下げる
「べつにぼくは啓介と共に女として一緒にいる時間も良かったからいいよそれじゃ帰ろうか」
「おう帰ろうでもその前に」
俺は栗栖粟井にフルボッコにしようとするが
「やめてたしかにこの人は悪党だけどこの人を殺しっちゃったらあなたが犯罪者になっちゃう」
「たしかに犯罪者になっちゃいけないよなでも死にはしねぇよだって俺はそこまで本気で殴っていなかったからな」
「まぁそれならいいやでっ今度こそ帰れる?」
「ああ帰れるよ一緒にだがその前に聞こうかなんであんなもん持ってた?」
地面に倒れている栗栖粟井に俺は聞く
「ふんそんなことおれさまの父親が偉いところだから貰ったんだ」
「じゃあ女体化を治す薬があるってことは女体化雨は人工で降られたのか」
「ああそうさ」
そうかなら俺たちは帰るがもうニ度と邪魔をしてくるなよ
俺たちは一緒に帰路に着く
「なぁ前みたいな普通の日常に出来ると思うか?」
「うん出来るよきっといつか前みたいに男子しかいなかったあの高校に」
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