バイトすごい

「愛華ちゃん、バイトについての話聞かせてくれる?」

「私でよろしければぜひお話しさせていただきます」


 香澄の言うことだから、疑っていたわけではないが、実際に敬語で話している姿を目にするとやはり実感が違う。


 この間とは大した変わりようだと思いつつも、役に立つらしいので話を聞く。


「学校から近いところでバイトしたら普通にバレます。一回やったことあるんで……。学校から遠いところなら、もし先生に出会ったりしても意外と見逃してくれますよ」


 先生に見つかった経験があってなおバイトを続けようとする度胸はすごい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る